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ロジャー・スミス

ろじゃーすみす

ロジャー・スミスとは、サンライズ制作のロボットアニメ「THEビッグオー」の主人公。25歳。
目次[非表示]

「私の名はロジャー・スミス。この記憶喪失の街には必要な仕事をしている。」

概要

メガデウス・ビッグオー



cv.宮本充
記憶を失った街「パラダイムシティ」において随一の実力を誇るネゴシエーター(交渉人)であり、巨大ロボット・ビッグオーを所有するドミュナス(操縦者)である。

基本的には紳士的な態度をとり、「屋敷に無条件で入れるのは女性だけ」など独自のルールをもつ。しかし根は意外と頭に血が昇りやすく、親しくなった人間にはよく本性を垣間見せる。(ドロシー相手にはほとんど遠慮しない)
へそ曲がりな性格で、他人に自由を束縛されたり支配を受けることを激しく嫌う。また、依頼はたとえクライアント(雇い主)が死亡しても続けるなどプロ意識が強い。ちなみに朝寝坊であり、ドロシーに起こされなければ昼過ぎまで延々寝てしまう。

朝だよぉ☆ ロジャー(無表情)
心地よい目覚ましベルなんて無いわ


また、バーコードとトマトを苦手としているが、これは彼の出生に由来する所がある。

交渉人としての腕前はかなりのもので、依頼人にイーブン以上に有利な交渉を成立させるほど。
しかしそれでも解決できない困難や身の危険が立ちはだかると、謎多き巨大ロボットビッグオーを操り障害を取り除く。
黒のスーツに身を包み漆黒のセダンを駆り、少女アンドロイドのドロシーと共にパラダイムシティの難事件に挑む。

趣味は砂時計の作成・収集。
異常なまでに黒を好み、彼のもとで暮らす人間は黒い服を着なければならないというルールがある。
ちなみにロジャーは元軍人らしく、身体能力も非常に高い。体重130㎏もあるドロシーを支えられる位だからかなりのものである。

実は物語の登場人物でもトップクラスに謎の多い人物である。

愛すべき『自由』の人、最高のネゴシエーター

「雨の中、傘をささずに踊る人間がいてもいい…自由とはそういうことだ!」
※第13話(ファーストシーズン最終話)ラストの台詞。躊躇無く人を殺すアンドロイド『R・D』が、与えられた命令に従う自分の境遇を「雨の中傘をさすくらいに当たり前な行動」と例えた台詞に対する返答でもある。


ティーンエイジャーが活躍するロボットアニメにおいて彼のような青年紳士が主人公というのは極めて珍しい事であり、それはガンダムエヴァを始めとする当時のロボットアニメの主人公がナイーブな少年ばかりだった事へのアンチテーゼでもあった。

…しかし、すぐにビッグオーを呼び出し武力で問題解決を行ってしまうため、視聴者からは「交渉しない交渉人」だとか「交渉人(笑)」とか「エセ紳士」だと呼ばれる事が多い。
ビッグオーを登場させなければロボットアニメとして成立しないのだから、そういう突っ込みは野暮なのではないかと思うが、一見キザでカッコよく見えるが隙のある所もこのキャラクターの絶妙なポイントなのだろう。
外部出演のスパロボでは戦闘台詞に「およそ交渉と呼べるものではないな」「ここではネゴシエイターとしての私は不要なようだ」と言ったネゴシエイションに関する台詞が用意されており、そこをプレイヤーから「交渉(物理)」と弄られるのはもはやお約束である。

※念のため言っておくと作中のロジャーはしっかりネゴシエーターとしての仕事を全うしており、決して「困ったらビッグオーでぶっ飛ばす」といった短絡的な思考ではない。

だが、視点を変えてこの面を見ると、ロジャーは自分のルールや拘りを信じつつ周りとも協調しようとするスタンスの持ち主だとも取れる。そしてその過程で、周りと心理的にぶつかってもそれを受け止めれる心の強さも得ている様子。
恐らくこれが、ナイーブなロボットアニメ主人公へのアンチテーゼとして生み出されたロジャーの真骨頂だろう。ナイーブな人物は言葉の意味通り『初心(うぶ)』で『お人よし』のため一見すると優しくいい人に見えるが、一方で『無警戒』かつ『馬鹿正直』なので自分の都合が周りと衝突する(=トラブルに会う)と『自分に非がある』と理屈をつけて“潰れる”事でその場をやり過ごす傾向もある。だがこれでは、都合をぶつけた=“潰した”側のイメージが客観的に見て悪くなってしまい、人付き合いに少なからず支障を生む事になる。
※この面をガンダムは人間ドラマにうまく取り込んでおり、『特別なロボットに乗れても周りとの繋がりを満足に作れず、乱世を流されて行く主人公』と言うストーリー構成の基本を作り上げている。またエヴァは同じ面を作中設定へ組み込み、『ATフィールド』へと昇華させた。
詰まる所、悪い意味のナイーブさが無いロジャーは上のパターンに嵌って心を閉じてしまう可能性が低い。ドロシーから自分のルールをダメ出しされたり、逆に彼女の言動や行動に頭を抱えてもなんだかんだで夫婦漫才じみた温かさのあるやり取りになるのは、やはりお互いがお互いを認め合い心を開いているからだろう。

「あなたって最低だわ」
特別な気分 in パラダイムシティ



総じて、自分も周りも等しく認めようとするロジャーは、人間関係で縛られ難く『自由』な人物だとも言える。
そう考えると、“依頼者の意思を代行して相手と対峙、双方を納得させる結果を導く”役割であるネゴシエーターは、ロジャーにとって正に天職である。
また、彼がネゴシエイションを取り止めてビッグオーで対峙する相手は、基本的に自らの身勝手を『自由』と履き違えて通そうとし、周りとの協調を考えない者達であり、思考の大本の所でロジャーと反目し合う存在だと取れる。

最終話、混乱極まったパラダイムシティーに嫌気が差した“世界の演出者”がビッグヴィヌスを送り込み世界のリセットを開始するが、それに対しロジャーはこの世界の住民全ての『自由』を掛けて『史上最大のネゴシエイション』を行う。
…そしてそれを成功させ、復活して未来へと向かい出したパラダイムシティーの中へ、第1話冒頭と同じモノローグ(当記事冒頭の台詞)を呟きながら愛車を運転して消えていくロジャーのシーンを持って物語は閉幕となる。
このモノローグは当初、ネゴシエーターとしてのロジャーの簡単な自己紹介だったが、彼が物語を駆け抜けた先でその肩書すら超えて世界を救った『最高のネゴシエーター』となった事で、自分の存在自体を端的に表す言葉に昇華した様子。

関連タグ

THEビッグオー スーツ

余談

外部出演時は、ネゴシエイターらしくキャラ特性として「ネゴシエイター」が付加されている。
が、問題はその性能。これはロジャーが交戦すると交戦相手の気力を下げるという効果があり、精神コマンド「脱力」程ではないが、戦闘時においては地味に効果的なスキルとなっている(しかし、第2次スーパーロボット大戦Z第3次スーパーロボット大戦Zでは自軍の中で1人だけシステム上気力を下げられてしまうキャラがいるので注意)。
あと、ステージクリア時に「撃墜された味方ユニットの修理費をゼロにする」という効果も。どういうネゴシエイションしとんのや・・・。
なお、このスキルのせいで自軍最強クラスの資金稼ぎ役と名高いジュドーアンジュと組めないのではないかと言われている(Dではネゴシエイター技能が無かった)。

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