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メガデウス編集

YE GUILTY

THEビッグオー』に登場する巨大ロボットの通称。パラダイムシティが失った”40年前のメモリー”の一つであり、劇中で最も重要なファクターのひとつである。


「メガ(大いなる)」「デウス()」という名が指し示す通り、程度の差こそあれ、どの機体も常識外れのパワーを発揮するスーパーロボットである。機体を操縦するための”メモリー”を持つ者でなければ操る事は出来ないが、何らかの事情で動き出せば災害同然の存在となり、街の治安を守る軍警察の力では全く歯が立たない。


実は”40年前のなにか”が発生するまでは、さして珍しいモノではなかったらしく、主役機であるビッグオーですら大量生産されていた描写がある。

現在のパラダイムシティにおいては所謂”ロストテクノロジー”に属するモノで、製造・運用することは困難な代物である。とはいえ、過去のメモリーを取り戻した者達であれば、地下や海底に放置された残骸を復元したり、新たなメガデウスを新設計することも不可能ではない。


ザ・ビッグ編集

メガデウスの中でも一際強大な機体群。全部で4種存在し、劇中では各種一体づつ登場した。


どの機体も自我を有しており、時には操縦者の意に反した行動を取ったり、操縦者が乗っていないにもかかわらず暴走を開始することもある。

彼らは自分を操る者を自ら選定しているらしく、ふさわしくないと判断した者に対しては拒絶の意思を突きつけ、場合によっては操縦者を断罪することすらある。機能中枢であるコアメモリーに手を加えて強引に搭乗するような者は、こういった末路を辿る事が多い。


一方でドミュナス(ザ・ビッグを操る資格を持つ者)と認めた相手に対しては、ドミュナスの危機に自ら動き出し駆けつけたり、ドミュナスにとって大切な者の危機を知ると機能停止し、自身の操縦よりもそちらを助けに行くよう促すなど、積極的な支援の姿勢を見せるため、相棒としてこの上なく頼りになる存在にもなり得る。


ビッグオー編集

ショータァイム!!

主人公ロジャー・スミスが操縦する黒いメガデウス

地上戦を得意とする機体であり、全身が兵器の塊なうえに格闘能力にも秀でている。

ビッグデュオ編集

ビッグデュオ!!

狂気に囚われた新聞記者・シュバルツバルトが操縦する赤いメガデウス。

メガデウスの中で唯一飛行能力を有しており、その立体的な機動はビッグオーを苦しめた。

セカンドシーズンでは中破した本機をパラダイム社が密かに修復しており、ビッグデュオ・インフェルノとして再登場した。改修後は半機械の暗殺者であるアラン・ゲイブリエルが搭乗する。

ビッグファウ編集

ビッグファウ!!

パラダイム社の総帥アレックス・ローズウォーターが駆る白いメガデウス。

水陸両用機であり、腕のスクリューでを自在に泳ぎ回る事が可能。

圧倒的な防御力を誇る電磁バリアなど内蔵兵器も強力である。

ビッグヴィヌス編集

The Show Must Go On

最終話に登場したメガデウスで「"翼をもがれた鳥"」「"鳥へと進化する以前の獣"」と呼ばれる。

ドミュナスはエンジェル。"40年前のなにか"の元凶と思われるメガデウスであり、全身から放つ光は舞台のリセット=世界を無に帰す能力を持つ(一応、ビッグオーと同様の武装を装備しているらしく、ファイナルステージも使用可能)。全体的な形状はビッグオーと似ているが、背中に翼型のユニットを装備していたと思しきソケットが存在し、フェイス部は髑髏のような不気味なデザインをしている(カラーリングはネガ反転したビッグオーといった感じ)。

スパロボではビッグオー以外のユニットを強制的に戦線離脱させる能力を持つ

その他編集

ドロシー1編集

びっごーらくがき

ソルダーノ重工が過去のメモリーを基に新造したメガデウスであり、R・ドロシー・ウェインライトとも言える存在。女性的なフォルムと多彩な機能を内蔵した「エクステンションアーム」が特徴。悪党のジェイソン・ベックに操られ、造幣局襲撃の為に利用された。

アーキタイプ編集

シュバルツ・バルト

全てのザ・ビッグの原型あるいは素体と推察されるメガデウス(ザ・ビッグが装甲を外すと、中にアーキタイプと同じフレームが確認できる)。何らかの事情でパラダイムシティの地下空間に放置されていたが、シュバルツバルトの手で発掘され、ドロシーを狙って暴走を始める。上記の理由から一応ザ・ビッグの1体とも言えるが便宜上こちらの欄に記載する。

オスレイル編集

No Image

海底に潜んでいたメガデウス。軍警察の汚職事件に巻き込まれた青年・ボニー(演:古谷徹)を救出し、彼の復讐に手を貸した。噴霧したをスクリーン代わりに”ゴースト”と呼ばれる幻影を投影。それを囮にして、曲射可能なプラズマ火球によるオールレンジ攻撃を仕掛ける。

コンスタンツェ編集

No Image

天才ピアニストアンドロイド・R・インストル(演:野島昭生)と直結することにより動くメガデウス。博士の共同研究者・ギーゼングによってインストル共々パラダイム社の破壊の為に利用された。限定破壊ビームを放つ。

ベックビクトリーデラックス

ベックビクトリーDX・歩行グラ

ベック一味がダンディ・ワイズを恐喝し得た金とパーツで作ったヘビーメタルユニット(正確にはメガデウスではない)。上半身が180°回転して不意打ち可能なのが特徴。胸部に内蔵されたミサイルの他、指先を揃えた手を高速回転させながら放つ「フィンガービーム」を武器とする。

ベック・ザ・グレートRX3編集

ベック・ザ・グレート RX3

ベックがヨシフラ・ヤカモト工業と協同制作したヘビーメタルユニット。三体のマシーンが合体変形するタイプのロボットである。元勇者シリーズ担当アニメーターによる気合いの入った合体シークエンスとカッコイイ必殺技発動ポーズを視聴者に披露したが、空気の読めないロジャーによって実力を発揮する前に蜂の巣にされ、あえなく大破した。その格好良さとあんまりな扱いから人気のある機体である。

外部出演作品のスーパーロボット大戦Zスペシャルディスクや第2次スーパーロボット大戦Zでは、わずかな期間ではあるものの自軍ユニットとして操作できるシナリオがある。

Unkown(ギガデウス)編集

ギガデウス

コミカライズ版にのみ登場する正体不明の超巨大メガデウス。

ザ・ビッグと共通するデザインを持ち、過去・現在・未来に関わる力を持つという。

”天使騒動”でメモリーを取り戻し、狂気に陥ったベックの手で操られた。


関連タグ編集

THEビッグオー



以下ネタバレ















世界の真実に関して編集

この世界の住人は40年以上前の記憶を失っているとされていたが、セカンドシーズン終盤で明かされた情報を見る限り、そもそもこの世界に「40年以上前」など最初から存在しなかったというのが真実であるようだ。

よってザ・ビッグの軍団が都市を焼き尽くす映像や、量産されていたかのような描写も、実際に起こった出来事ではなく「そういう過去の情景が設定されているに過ぎない」可能性が高い。

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