概要
『アイドルマスタースターリットシーズン』に登場するオリジナルキャラ・奥空心白と亜夜によるデュオユニットであり、元々は961プロに所属していたユニットであった。「アルバ(alba)」と「ノクト(noct)」はそれぞれラテン語で「白」「夜」を意味し、合わせると白夜になる(中国語版や韓国語版ではアルファベット表記の「AlbaNoct」と表記されており、より明確になっている)。ストーリー上における名称の初出は2周目以降に登場する特殊エンディングであるが、ユニット名自体は961プロ時代から存在していた。
本編での活躍
ユニットを結成するにあたって「黒がより黒く、白がより白く見えるように」というコンセプトを黒井社長が考案していたが、心白の「自らの個性を見い出せられない」という最大の弱点が直らず、彼女の母である奥空眞弓との話し合いのもと心白は961プロから脱退してしまう。彼女らの持ち曲であった「EVER RISING」も、アルバノクトが解散してから黒井社長はネットでの書き込みをも徹底的に削除するほどこの曲を隠蔽するようになった。
やがて心白が765プロのプロデューサーにスカウトされ、彼女自身の持つ問題点を克服していくにつれて知名度が上がっていくと、心白や亜夜の再度の共演を望む人が現れ始め、それを見たプロジェクトルミナス一同や玲音&詩花も二人が再びステージの上に立つよう、彼女らには内緒で後押ししていくようになる。
二人の再結成をプロデューサーに持ちかけられた黒井社長は激しく怒るが、彼からアルバノクトの隠蔽について指摘されると、黒井社長は文句を言いながらも「EVER RISING」の音源を譲渡した。大晦日に行われたクリスタルウィンターでプロジェクトルミナスがディアマントに勝つと、二人に共にステージに立つようプロデューサーや玲音が宣言。ようやく夢が叶った二人は涙を流していた。
クリスタルウィンター以降、亜夜は更なる成長の為に961プロから脱却し、眞弓の立ち上げた0936プロに移籍するようになる。前例とは違い、黒井社長の「こちらが要請したら手伝いに来い、拒否権など無い!」という台詞もあり、事実上961プロと0936プロを亜夜は掛け持ちしていくようになった。
なお、有料DLCに登場するストーリーはこの名義で登場しており、ライブの際のユニット名も「765プロ&アルバノクト」と言った感じで表示される。
リアルでの知名度
2024年10月始めの時点では、二人の末路を含めて詳細を知るプレイヤーの数は、以下の理由によりかなり少なかった。
- 月ごとに育成可能なアイドルが限られる関係で育成が難しいなどゲームの自由度が低くクリアしにくい
- PS4版では、8月全日や12月31日及び有料DLCストーリーではスクリーンショット・ビデオクリップが撮れない(=プレイ動画を実況及び配信に使えない)為、未プレイ者・未クリア者が前もってストーリーを詳しく知ることが難しい(8月の場合、本編とは無関係でとばっちりを受けたキャラもいる)
- 当初予定されていた一迅社によるコミカライズが連載中止になった為、上記に加え尚更難しくなってしまう
- 関連CD『STARLIT SEASON 01』で「EVER RISING」が収録される際、基本的にユニット名が設けられている際にはそれが表記されるのだが、彼女らの場合「アルバノクト」と表示されない
- 彼女らを象徴した衣装「ホープウィズユー」を着た、961プロ及び0936プロとしてのアルバノクトの公式絵が、他の961プロユニットと違って存在していない
今でも961プロに在籍している玲音&詩花の務めるディアマント(及びZWEIGLANZ)は勿論、961プロ所属の設定が残っているジュピターや、その設定こそ無かった事にされているが2024年8月に再登場したプロジェクト・フェアリーに比べ知名度が負けており、二人のシナリオでの活躍の割には存在感が薄い状態となっている。(特に心白の961プロ所属設定は忘れられやすい)
本編に登場する新規キャラが外部作品にも登場する事が多いアイマスシリーズだが、パラレル設定&サザエさん時空が主となっているシリーズの都合上、彼女ら二人の場合は「元961プロ及び0936プロ所属の設定をちゃんと持つのか」「相方含め周りの人物との関係はどうなるか」等留意点がかなり多いのもネックとなっている。
だが…
あってはいけない可能性、巡り合う奇跡
2024年10月7日に投稿されたアイマス公式ツイッターでは、プロジェクト・フェアリーが主役のライブ『Re:FLAME』の追加公演分となる2025年2月1日の午後の部に、961プロとしてのアルバノクトが特別出演する事が決定した。961プロとしてのアルバノクトが登場するのは初めてであり、そもそも『Re:FLAME』のコンセプトが下記の「捨ててしまった可能性に未来があった場合」であるのもあり、彼女ら二人の晴れ舞台がようやく登場した事に関してファンを大いに喜ばせた。
ちなみに同日には、スタマスのゲーム実況ポリシーが改定されネタバレ注意の喚起付きで配信する事が可能になったが、依然として上記の該当箇所を画像・動画として保存する事は出来ないままなので注意が必要。なお、上記の一部シーンを配信出来なくしたせいでキャラやシナリオの魅力を広めにくくなってしまった事に関してスタッフは負い目を感じている事が公式サイトで述べられている。
余談
「他の事務所に移籍してもユニット名や楽曲がそのまま引き継がれる」というケースは、同じく元961プロ所属アイドルであるジュピターにも見られており、かつ明確にそういった描写が描かれるのは初めてとなっている。また、ユニットロゴは設けられておらず、その点においてはプロジェクト・フェアリーにも一致している。ただし、衣装「スターリー・フューチャーズ」のネクタイ部や、「EVER RISING」を「スターリットスカイ」ステージで歌わせた際の床には、「太陽と上向きの三日月が合わさったものに、四方に十字架のようなものがそれぞれあしらっており、下部には翼が描かれているマーク」が施されており、彼女ら二人のトレードマークとして扱われている模様。ちなみに、心白と亜夜のサインはそれぞれ太陽(心白)と月(亜夜)をあしらっているが、公式スタッフ側としては逆で心白が月で亜夜が太陽のイメージとなっている。
なお、黒井社長はアルバノクトに対して「捨てた可能性」と称しているが、アイマス公式ツイッターでは同じような事をプロジェクト・フェアリーに対して言っており、その「捨ててしまった可能性に未来があった場合」としてライブイベント『Re:FLAME』の告知を黒井社長が行っている。また、2025年2月1日に追加公演が行われる事が決定した際のツイートでは、同じくプロジェクト・フェアリーの事を「ありえないと決めつけられた無限の未来」と言っているが、その台詞は「EVER RISING」のサビにある「ありえないって決めつけてた奇跡」というフレーズに酷似している。そして、上記の通りアルバノクトの再登場に繋がる形となっている。
ちなみに、ソロ曲が一切収録されていないこのゲームの仕様上なのか、コンシューマ作初出のメインキャラとしては珍しく、双方とも登場時点では持ち曲となるソロ曲を持っていない状態となっている。
関連タグ
奥空心白 亜夜(アイドルマスター) 961プロ 0936プロ
THEiDOLM@STERの公式・非公式ユニット一覧 プロジェクトフェアリー ジュピター(アイドルマスター2) ディアマント/ZWEIGLANZ
ゆきまこ:本編シリーズで同じく白と黒の組み合わせであるカップリングであり、2024年3月には彼女らを主役としたリアルライブ「はんげつであえたら」が行われる。太陽と月の違いがあるが、それぞれ天体をモチーフとしている点で一致している。
ロラくる:『トロピカルージュ!プリキュア』におけるカップリングタグで、中の人が一致している。