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概要編集

CV:中田譲治

ディーヴァの最古のシュヴァリエで、長兄としてシュヴァリエの意思を統率している筆頭。

ゴルドシュミット家の分家であるゴールドスミス家の出身で、元は初代ジョエル・ゴルドシュミットの助手。ディーヴァの世話役をしており、やがてディーヴァに魅せられ、ボルドーの惨劇の当日にディーヴァのシュヴァリエとなった。

現在の肩書きは様々な企業の株主であるゴールドスミス・ホールディングス総帥であり、同じシュヴァリエのソロモンの兄ということになっている。シュヴァリエとしての能力とゴールドスミス家の財力を使い、世間に強い影響力を与えている。敵対関係にあるが、表向きは赤い盾のリーダーである現在のジョエルの叔父となっている。


翼手化時には、巨大なドラゴンのような姿に変化する。また、翼手化せずとも巨大な衝撃波を掌底から発射したり、ソロモンの腕を吹き飛ばしたり出来る等、高い能力を見せている。最終話で再び現われた時には腹に大穴が開き、頭部と右腕は人間という、人間と翼手の悪しき面を合わせ持つアンシェルの本性を象徴するような姿になっていた。また作中で唯一シュヴァリエ特有の自由に擬態化する能力を発揮しており、初登場のロシア編では現在の音無小夜の様子を見るために殺害したエリザベータになり代わりしばらく同行し、メット決戦ではディーヴァに擬態して小夜を欺いた。


ディーヴァを利用して翼手を世に広めようとしている元凶そのもの。動物学者として、翼手の生態解明に異常な情熱を注ぎ、アイスランドのキルベドに翼手開発の研究所を建設する等、翼手研究のスポンサー役を買って出ている。更に「デルタ計画」と呼ばれるプロジェクトを推進している。

ディーヴァや翼手の全ての謎を解き明かしたいと思っており、どの人種が翼手に最も適しているかの研究の為に、様々な人種の人間をディーヴァのシュヴァリエとしていった。事実ディーヴァが自らの意思でシュヴァリエにしたのはアンシェルとカールのみであり、他の者はアンシェルに言われてシュヴァリエにしている。

ディーヴァに対しては独占欲に近い歪んだ愛情を抱いており、ディーヴァは自らの実験体であり、同時に長く世話をしてきた事から娘を想う父親のような一面も見せている。そのため自分と同じくディーヴァが自分からシュヴァリエにしたカールや、ディーヴァの花婿となれる立場にあったハジに対しては嫉妬心を抱いていた。

一方で同じシュヴァリエの中でもソロモンに対する情は深く、彼が小夜を愛しディーヴァから離反した後も憎みきれないでいた。その想いが並々ならぬものであったのは、続編の「blood♯」で判明する。


最終戦ではハジと対峙し、左翼をもぎ取るなど優勢に戦いを進めたが、ハジの起死回生の行動で塔にある避雷針に串刺しにされ、更に落雷に遭って死亡したと思われていた。しかし実際は死亡しておらず、翼手の謎を解き明かしたいという野望を再建するためにディーヴァの娘達を強奪しようと小夜らを襲撃。口から出した光線でハジの左手を吹き飛ばすが、小夜の刀を用いたハジによって止めを刺され戦死した。

ネイサンは、「あの男はディーヴァの本当に欲しいものをあげなかった」と語っており、ディーヴァのことをアンシェルや初代ジョエルたちのような周りの大人に歪められた哀れな少女だと表現している。


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総帥 長兄

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