概要
完全なる善意を司る神・イツァムナーの妻にして、水や虹、機織り、そして出産を司る女神。また、一説には月の女神ともされる。
頭に蛇を置き、交叉した骨が刺繍されたスカートを履いた姿であらわされる表されるほか、『ドレスデン絵文書』では恐ろしい老女の姿で表されている。
その名は“虹の貴婦人”という意味を持ち、五穀豊穣や命の源である母なる神とされる一方で、彼女を怒らすと「天の水瓶」を用いて地上の大雨を降らせ、更に「空の虹」に助力した大洪水を引き起こす破壊神としての側面も持っており、“怒れる老女”とも呼ばれる事もあるという。