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概要編集

マヤ神話における最高神。

創世神ウナブ・クウ、また太陽神キニチ・アハウの子とされており、月の女神であるイシュ・チェルの夫。


語源はイグアナの家に由来する。


完全なる善意を司る存在とされており、マヤ神話における世界そのもの(マヤの人々は世界が巨大な爬虫類の体で出来ていると考えていた)であり、4つの役割を担っているとされ、それぞれ主神としては「イツァムナー・ガブル」、太陽神としては「イツァムナー・キニチ・アハウ」、豊穣神として「イツァムナー・カウイル」、雨神としては「イツァムナー・トル」と4つの名前を持つ。


また、人間に文字や太陽暦、そして薬やトウモロコシカカオの栽培方法などを教えた温厚で恵み深い性格をしているとされる。


ワニ、或いはイグアナ(ドラゴンとも)と人の顔を持つ姿、または口からドラゴンの顔(あるいはその逆)、双頭のイグアナの姿をしているとされており、地下砦の九冥神・ボロンティクたちを統括しているア・プチと敵対関係にあると言われている。


また、太陽神としては夕方になると沈んでダチを支える蛇に飲み込まれ、夜の間に体内を巡って翌日になると蛇のもう一つの頭から出てきて再び天に上るとされており、そのほか、天の川を体現しているとされる姿の時は巨大な双頭のの姿として現され、東を向いた右の頭はの昇る太陽明けの明星、生命を象徴しており、左の頭は沈む太陽と死を象徴しているという。


登場作品など編集

女神転生シリーズ

太陽の神殿 - 「イツァム・ナーのリング」というアイテムの一つとして、名前が登場。

東京放課後サモナーズ - イツァムナー(放サモ)にて解説。

ACNB - アリーナのトップランカーの名前が「イツァム・ナー」である。


関連項目編集

マヤ神話

アフラ・マズダー:同じく完全な善神。

ティアマト:こちらはメソポタミア神話において世界の礎になった海竜の女神。

恐竜:太古に生息していたイグアナと同じ爬虫網に属する動物。イツァムナが信仰されていたユカタン半島に落ちた隕石が落ちた事で絶滅したという。イツァムナーの伝承はどことなく恐竜を思わせるものが多い。

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