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CV:高岡瓶々、演:でんでん

死役所』の登場人物で死後の世界の役所「シ役所」の職員。

概要編集

本名は石間徳治。他殺課に勤務する強面のおじさん。

だが義理人情に厚くて涙もろく、ヒーローに憧れた末に水難事故で亡くなった少年・津川勇樹のヒーローごっこ(しかも怪人役)に付き合ってあげるなど子供の面倒見がいい。

その一方で我が子を虐待死させた小野田凛の母親や子供を巻き込んだ身勝手な殺人鬼・江越には怒りを露わにし、特に後者には(ほとぼりが冷めないうちに処刑されてシ役所にやってきたこともあって)掴みかかっている。

パソコンをはじめとした機械は苦手。だがどうにかして慣れようと努力はしている。


作中では最初に任期満了の辞令が下った職員であり、第39条(コミックス8巻)をもってインフルエンザを拗らせて亡くなった小学生・尾ヶ崎秀哉※1と共に成仏した。


※1:ドラマ版ではイシ間と一緒に成仏する人物は原作第3条のお客様・小野田凛に変更されている。


生前編集

死役所より

戦後間もない時代のとある農村の大工で姪(戦争で亡くなった弟夫婦の娘)・ミチと2人暮らしをしており、彼女を実の娘同然に可愛がっていた。妻はいたが、先立たれている。

ある日、ミチが芋泥棒をしていた少年2人(兄弟)から強姦被害に遭ってしまう。この事件に怒った石間は加害少年兄弟を畑仕事で使うで殺害し、死体を遺棄した。

ミチが嫁いだ1年後に加害少年兄弟の遺体は発見され、石間は警察に逮捕。事情が事情なだけに真相を話せば情状酌量の可能性もあったが、ミチの将来を憂いた石間は強姦事件のことを伏せて「畑を荒らされたから殺した」とのみ証言。石間には死刑判決が下されることに。(石間は生前、ミチの正式な父として籍を入れることも考えていたが、死後「殺人犯の娘になるところだったから籍を入れなくて良かった」と安堵していた)。


イシ間は死後、この選択が正しかったのかと悩み続けていた。だが数十年後、子供や孫に看取られて83歳で天寿を全うしたミチがシ役所にやってきた。

ミチは認知症を患っていたものの、イシ間の事は覚えておりシ村の計らいで伯父と再会することができた※2。


※2:ドラマ版ではこの時、ミチが認知症の影響で「成仏申請書」に旧姓で記名していたことで老衰課がちょっとした騒ぎになった。また、普段はシ村が担当していた成仏者のお見送りをこの回はイシ間が担当している。


関連項目編集

死役所 死刑囚

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