演:松本まりか
『死役所』の登場人物で死後の世界の役所「シ役所」の職員。
概要
本名は西川実和子。自殺課に勤務する、シ役所では珍しい比較的若めの女性。公式の人物紹介に「本作のヒロイン!?」と書かれている。
黒髪ショートで太めの眉、長い睫毛にぷっくりとした唇と、その横にあるほくろが特徴。
仕事に関しては基本的に真面目で、「四十九日以内に手続きしないと冥途の道行き」という大事なことを「聞かれなかったから」という理由で伝えなかったシ村にツッコミを入れている。だがお客様に対して(正論ではあるが)シ村同様、皮肉ったキツい発言をする皮肉屋で口が悪くお局気質(原作第5条参照。『久しぶりの新人職員(この回は死刑執行によりシ役所にやってきた元死刑囚・江越信行がいた)だしいじめてやろうと思ってた』とのこと。)
「(シ役所の職員は)親父ばっかだし、たまには若い女の子とか来てくれてもいーのに」と、親父の部類に入るであろう相手の目の前で平気でぼやいたりしている。
シ村と「自殺方法の種類(『一番多いのは首吊り。一時期睡眠薬が流行ったことがあったが、致死量になるまで飲むのが辛い』云々)について」を日常会話のようにしたり、涼しい顔で物騒なことを言ったりする。
その一方でイシ間・ハヤシ・シ村が『病死と事故死、どちらがいいか』と議論していると、通りすがりに「(全員既に死んでいるんだから)その議論、不毛」と冷淡に一蹴したりもしている。
「仕事をさぼって客から貰った漫画を読んでいるのか」というハヤシやシ村の問いに対して「私がそんなことする訳ないでしょ!」とは言うものの、シ村が「こちら(の漫画)はどのように読むんですかねぇ?」と問うと、二人して仕事をさぼって漫画の読み方を"真面目"に勉強する一面も。
生前は美容師をやっていたので、髪を整えるのが得意。
生前
上述の通り美容師をしていたが、それと同時に不倫相手3人(そのうちの1人が第28条のお客様・花平妙子の夫である繁之)を殺害して口元をハサミで切り裂いた猟奇殺人犯。
ただしニシ川本人は生前を詮索されたくないようで、詳しいことはあまり描かれていない。