概要
WEB漫画「ボロボロのエルフさんを幸せにする薬売りさん」に登場するエルフの女性。
初登場は、ある理由で薬売りさんの工房を襲撃した。
またイドリアの顔立ちは、あるエルフさんと似ており…。
エルフ像
精悍な顔立ちをしたエルフの娘。初登場は、警兵団としてイルダ人(人間)の集落へ来たため、鎧と外套を纏い弓矢を手しての物騒な装いだった。
イドリアの正体はリズレさんこと「ルミレア・シェラ・アゥスプルス」の実妹。
リズレさんが良かれと思って自分の力(唄)を込めて作った「歌唱石」の存在を知り、イルダ人(人間)に秘術を売り渡した咎人がいると探っていたところ、行方知れずだった姉と再会。
姉が記憶を失っていることへショックを受けながらも、故意でないとはいえ秘術を外に出してしまったことで裁定を受けなければいけないリズレさんと、彼女の弁護を買って出た薬売りさんをエルフの隠れ里「エルスヴァリア」へ連行することになる。
上層部に感づかれる前にリズレさんを母親であるラドミアと再会させることはできるが(父「ベルディス」は既に故人)、結局バレてしまい、死刑判決を受けたリズレさんと薬売りさんを拘束せざるを得なくなってしまう。
姉とその恩人を何とか助けられないかと機会をうかがっていたらしく、最終回で里が襲撃を受けたドサクサで二人を解放する。
最終回ラストでは、リズレさんを虐待したイルダ人の貴族を遂に捕まえ、落とし前を付けた。
その後も結婚したリズレさんと薬売りさんとの交流は続けているらしく、エピローグでは母と共に長女を出産した姉に会いに来ている。
備考・余談
姉の名前が「ルミレア・シェラ・アゥスプルス」である事から、妹・イドリアの実名は「イドリア・シェラ・アゥスプルス」と予想される。
しかし、リズレさんの素性が判明時点では本作「ボロボロのエルフさんを幸せにする薬売りさん」においてのエルフ文化で詳細不明の所がある事、姉(リズレさん)は地位が高い家系の出身らしい事、以上の事柄からリズレさんの実名には肩書も含んだ意味合いがあるかもしれない(有名な例えを出すと、古い秘密の本名で独自言語に王位へ関わる含みがある少女がある)。
まだエルフ事情に不鮮明な部分のある62話時点で、単純にイドリアの実名は姉と共通する姓名であるとは限らない要素が考慮される事に留意。
因みに、現実世界で「イドリア」はオーストリア統治下の時代で呼ばれていたスロベニア共和国にある都市-現在はイドリヤ-の一つも指す。