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薬売りさん(ボロボロのエルフさんを幸せにする薬売りさん)

くすりうりさん

薬売りさんとは、ぎばちゃん原作のWEB漫画『ボロボロのエルフさんを幸せにする薬売りさん』に登場するキャラクター。サムネでエルフの娘を背負う男性のこと。
目次 [非表示]

概要編集

心身ともボロボロにされたエルフの娘=リズレさんを見過ごせず救命を決意した薬師の男性。種族は人間。名前は不明で、物語構想の基になった作品では「薬売りさま」や、彼の暮らす村では「おじさん」「先生」などと呼ばれている。


薬を売るだけでなく、緊急時の応急処置や文献を基に生体の補助具(入れ歯)を制作するなど腕は優秀。


容姿編集

年齢は不明だが、老成した雰囲気から壮年の男性と思われる。


髪を1つ結びにした髪型。少し顎髭を生やしている。目元には薄っすらとがある。これは不健康だからではなく、彼の生真面目な性格から、寝る間を削って精進・気遣いによる疲労で出来たものと思われる。


ボロボロのエルフさんを幸せにする薬売りさん⑤

作風の都合上で画(コマ)に小さく描かれる薬売りさんの全体像から、満身創痍だったとはいえエルフの娘を担ぎながら歩いて山越えや、普段の生活で農作を営んでいる様子から、体力・筋力はある方だと窺える。しかし、彼は疲れ眠気を押し払い無理をして行動する様子から、苦労人な面も垣間見える。

ボロボロのエルフさんを幸せにする薬売りさん⑪


案の定、劇中では過労で体調を崩し雪山で倒れる場面もあった。しかも、よりにもよってまだ自力で歩けないリズレさんを背負っての旅の途中であり、リズレさんの機転がなければ二人とも凍死していた。


どうか、ご自愛ください。


人物編集

ボロボロのエルフさんを幸せにする薬売りさん④

物語序盤で不幸な憂き目に遭ったエルフを購入(救命)を決意した事から分かるように、誠実で非情な現実に対し自分の手が届くことなら黙って見過ごせない心を持つ人間の鑑。また、治療の最中で感じ取れる、エルフの娘・リズレさんを襲った悪意に静かな憤りをみせるといった、善良な精神も有している。


ボロボロのエルフさんを幸せにする薬売りさん⑦

薬売りとして豊富な経験・知識・道具を有しており、彼のもつ能力(スキル)を駆使して、リズレさんへ懸命な治療を行っている。また、彼女を診察などする際に指を光らす様子から、簡単な魔術を行使できるのかもしれない。


センシティブな作品

また、相手の症状から適確な治療法を考察する知力や、文献を基に入れ歯を制作するといった器用さなど医療面も優れている。


センシティブな作品

さらには、毒に倒れたリズレさんのための解毒剤の材料調達の一環で黒曜グモという大蜘蛛を弓矢を手に退治しており、戦闘技術も相応に持っている。


平時は、都市から離れた静かな村で小さな薬屋を営んでいる。彼の場合は、出来る範囲で薬に必要な素材や生活必需品を自家栽培で賄っている。また、その暮らしぶりから一人身のようで、野営の支度や調理といった自炊も行え、生活力は高い。

ボロボロのエルフさんを幸せにする薬売りさん⑫


人間関係は、薬売りさんの善行な人物像もあってか、彼が暮らす村人たちから慕われている。何かを頼むにあたっては、(薬とかを用意して)何かの物々交換という形で依頼する姿勢から、謙虚な心持ちがあり、その人柄が良い事から快く差し入れを貰う時もある。

ボロボロのエルフさんを幸せにする薬売りさん⑮


友人に魔族の闇医者アダムスカ(アダム)が居り、自身の力が及ばない案件について連絡を取る場面がある。

また、会話ができるまでに回復したリズレさんに名前を問われたときは「薬売りと呼んでくれれば」と言葉を濁しており、過去に何かある模様(リズレさんも何かを察したのかそれ以上聞かなかった)。


後に、本人の口から元は孤児であり、幼少期に飢えに苦しんでいたところを魔族に保護されたという過去があることが明かされた。リズレさんを放っておけなかったのも自分の過去と重ねたからであるようだ。


過去編集

第48話で、薬売りさん本人からその過去が語られた。


それによると、拾われた魔族と暮らしているうちに、その義侠心溢れる人柄にあこがれ、彼と共に魔族内でのクーデターに参加。

目的のために種族を問わず、数えきれない人々を殺害していた(過去を吐露している場面で恐らく手にかけられたと思われる者たちの腕が映っている)。

スケッチ「エルフさんに出会う前の若かりし頃の薬売りさん」


薬売りをしているのも、リズレさんを助けたのも、全ては多くの命を奪ったことへの贖罪であり、薬売りさん本人は自分を「偽善者」と揶揄していた。

薬売りさんが疲れ眠気を押し払い無理をして行動するのも、そのことが関係している模様。

そしてこれは、リズレさんと関係を断ち切る為に言った、とのことだが、本音は自身の業に耐えかね、半ば無意識に彼女にすがったようなものだった。


案の定、リズレさんは薬売りさんの過去を知っても彼を拒絶することはなかった。しかし、そこで予想外のことが起こる。

光を感じる程度にとどまっていたリズレさんの目が、視力を完全に取り戻したのだ


人をいくら助けたところで過去は消えない。

しかし、リズレさんの前に進もうとする意志と回復力は、確かに薬売りさんを救っていた。


余談編集

作品投稿サイト「pixiv」では、本稿にある薬売りさんはアニメ『怪~ayakashi~』及び『モノノ怪』に登場する謎多き人物・薬売りの創作が多く投稿されている。


関連タグ編集

ボロボロのエルフさんを幸せにする薬売りさん

人間 薬売り


リズレさん


アダムスカ


偽善者:薬売りさんが自称している言葉。理由はどうであれ、リズレさんを始めとする者たちを助けたのは事実だが、果たして……

ランデル・オーランド:屈強な身体と温厚な性格、そして過去に共通項を見出す人物。














最終回で、本名が「アレン・ティルディーン」であることが判明。体が完全に回復したリズレさんと結婚し、二人の子宝にも恵まれ、幸せに暮らしている。

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