概要
単子葉類を構成する目の一つで、APG植物体系では14科を含む。細長い葉を持ち光合成効率に優れ、草原を構成する草本が多く含まれる。
ほとんどの単子葉類と同じく草ばかりだが、中には竹のように木質の茎を発達させた系統もある。アナナス(パイナップル)などの乾燥に適応した種も多い一方で、蒲、藺、ホシクサ等、湿地帯に適応した水生植物も多い。
日本にはイネ科、イグサ科、カヤツリグサ科、ガマ科、ホシクサ科、トウツルモドキ科が自然分布し、パイナップル科が移入分布する。
下位分類
- ガマ科 (ガマ、ミクリ等)
- パイナップル科/アナナス科 (パイナップル、ハナアナナス、エアープランツ、カトプシス等)
- ラパテア科 (ステゴレピス等)
- トウエンソウ科 (トウエンソウ等)
- ホシクサ科 (ホシクサ、シラタマホシクサ、ニッポンイヌノヒゲ、タカノホシクサ、スターレンジ等)
- マヤカソウ科 (マヤカ、ラージマヤカ等)
- トゥルニア科 (スリナム・パンダナス/トゥルニア・スファエロカルパ、プリオニウム・セラトゥム等)
- イグサ科 (イグサ、コウガイゼキショウ、クサイ、スズメノヤリ等)
- カヤツリグサ科 (カヤツリグサ、ハマスゲ、カサスゲ、カミガヤツリ、シュロガヤツリ、サンカクイ等)
- サンアソウ科 (サンアソウ、アナルトリア・グラキリス、ドーンレッド、カツマダソウ等)
- トウツルモドキ科 (トウツルモドキ等)
- ジョインビレア科 (オへ等)
- エクデイオコレア科 (エクデイオコレア・モノスタチャ等)
- イネ科 (イネ、トウモロコシ、エノコログサ、ススキ、アシ、タケササ類等)