「ドーン!バババーン!ボーン!」
概要
小松基地にて八代通遥が管理するアニマのひとつ。適合機体はF-15J-ANM(形態一型から改造されている)。コールサインはバービー02。
金髪のウェーブロングヘアと後頭部に結んでいる大きな白地に青線の入ったリボンが特徴で、スタイルも抜群。
元々は那覇基地に所属しており、そこで数多くの実戦を経験している。
天真爛漫で自信と活力にあふれ、思ったことは良くも悪くもためらわずに発言するストレートな性格。そのため、グリペンに「軽戦闘機が自分に勝てる訳ない」、ファントムに「もう退役してスクラップになってたと思った」などと、涼しい顔で歯に衣着せぬ毒を吐いてしまう事も。
また後先考えず敵に突っ込んでピンチに陥ったり、ファントムが言った嘘にあっさり引っかかるなど、頭は弱い(鳴谷慧にも「精神年齢は五歳児程度」と評されているほど)。しかし決めるべき所はしっかり決めてくれる。
八代通の事は「お父様」と呼んで(この呼び方自体はファントムも使っている)一方的に慕っており、彼が言った事なら何でも信じてしまう。
本人曰く、瞬間的な処理能力を上げるためにキャッシュを頻繁にクリアされており、昔の事をあまり覚えられないらしい(写真を趣味にしているのはこのため)。
※以下ネタバレ注意
7巻では、グリペンが生まれた最初の時間軸のイーグルが登場。適合機体がF-15DJとなっている。
しかしこの時のイーグルは、刷り込みが強く行われていたため見た目に反して感情を失ったロボットのようなアニマとなり果てていた。
バディを組んでいた北浦三尉からは完全に道具と見なされており、意に反した行動をすればすぐに暴力を振るわれていた。さらに彼からアレをされていた事を示唆する描写さえある。
最終的には撃墜されてしまうが、その機体はグリペンによって球殻もろとも1000年前に飛ばされ、朽ちた状態で本編にて「発掘」される。これが、慧達が「ザイとの戦いは何度もループしている」という真実を知るきっかけとなった。
本来、肉体などの実体を持ったままでは時空を超えられないはずなのだが、その理由が事態を解決する最大の鍵となる。