概要
小説『ウルトラマンデュアル2』に登場する女性ウルトラ戦士。
変身者は一ノ瀬環。その名前は変身後の姿に特に名称がないため単なる仮称である。
環が変身している事は知られている為、地球人からは「環」、光の国のウルトラ戦士からは「タマキ」と呼ばれている。
環が大学時代に発表した論文は「イチノセ・ブレーキ」と呼ばれ世間の常識となっているが、実際に彼女がウルトラオペレーションでウルトラマン化したときには戦士型ではないシルバー一色タイプだったため日本中から「邪心があったから」と言われ嘲笑されて来た。
(※ウルトラオペレーションでは、体の赤いラインが刻まれた者が戦士型のウルトラマンとされており、別段レッド族とシルバー族の違いというわけではない。実質作中のウルトラマンたちは、ほぼ全員が原点のシルバー族から赤い模様が消えた姿であり、ウルトラセブンのようなレッド族のウルトラマンは確認されていない)
実は、本来ならば前作主人公である二栁日々輝/ウルトラマンデュアルⅡ以来となる戦士型であり、オペレーションに失敗したため一緒にオペレーションを受けた栗村円に戦士としての才能が映り、同時に円の聖者の力が暴走、その力を制御する能力が逆に環に移ってしまった。メザニンが人間や怪獣の命を意図せぬまま吸収していたのはそのためである。また、円がメザニンに変身ししている間のタマキは死亡しており、メザニンの変身が解けて生き返る…という流れが続いている。
上記のように、本来ファイタータイプのウルトラウーマンでありながら、全身がシルバー一色の非戦士型となったのは、心なき世間から嘲笑されたように「邪心」があったわけではない。寧ろ邪な心をもってウルトラマンになっていたら、前作のデュアルが終盤で負の感情に呑まれ暴走状態に陥った時と同じことが起きていたことが考えられるため、シルバー一色になった理由としてはまさに見当違いの憶測と言えるだろう。
メザニンとタマキの能力を安定させるには、二人のウルトラウーマンが合体して分離の際に正しい位置へと戻さなければならない。