概要
2014年4月17日より稼働を開始し、同年8月よりPS3版、XBOX360版が、2015年9月よりPS4版が販売されたストリートファイターⅣシリーズの決定版である。
プラットフォーム | 発売日 |
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PS3・XBOX360 | 2014年8月7日 |
Steam版 | 2014年8月8日 |
PS4版 | 2015年9月6日 |
開発はディンプスより変更となり、ポーランドの「QLOC」が開発している。
新システムとして強制ダウン時に起き上がりを遅くする「ディレイスタンディング」、多段攻撃を受けられる「レッドセービングアタック」、威力は下がるがウルトラコンボを両方使用できる「ウルトラコンボダブル」が選択可能となった。
追加キャラは既存シリーズからのキャラであり、素材としてはストリートファイター×鉄拳からの流用となっている物が多い。(ただし調整はされており、操作感などは変わっている。)
CPUの強さも再調整されており、スーパーストリートファイターⅣアーケードエディションで強くなりすぎたCPUが調整され、超反応はあるものの対策法はあると言う程度になった。
ガードは固いが隙はあるので、コマンド投げなどで比較的簡単に勝てる。とはいえ前述のとおり超反応はあるので、気を緩めるとやられるのだが。
キャラ人数は全キャラ含めて44人と同シリーズでは最多の人数となっていた。(ストリートファイターvで46人が登場したので現在は更新されている。)
追加キャラ
新規キャラクター
既存シリーズからの登場キャラクター
評価
稼働から年数が経っている事もあり、色々熟成した頃に出された決定版。
既存シリーズキャラのキャラは往年のプレイヤーを喜ばせた物の、ストリートファイター×鉄拳をプレイしていたプレイヤーからすると、素材の流用は明らかでありインパクトに欠けてしまったことは否めない。
新規キャラのディカープリもベガやキャミィ関連を掘り下げるために追加されたものの、キャミィと同じような技があるために、やはり新鮮味には乏しかった模様。(そもそも彼女はキャミィのクローンである。)
新システムも既存システムの進化系ではあるが、新規アクションなどは無いため、やはり新鮮味に欠けるという意見が見られる。
しかし、対戦ゲームとしては、バランスも極端に悪くはなく、優れており、またストリートファイター×鉄拳をプレイしていない人からすれば上記の素材流用に関しても、目新しい物として映ったのも事実であり、多大な驚きは無かったが手堅い反応は得ることが出来ていると見れる。キャラクターも多く魅力的なため、ストリートファイターシリーズの入り口としても申し分は無い。
最終的にオメガエディションと呼ばれる、対戦とトレーニングのみに使用可能な調整版が出ており、技性能の大幅な変更や一部のキャラには新技の追加も行われ、全体的な仕様の変更なども入れられている。
余談
- ストリートファイターⅤ稼働初期には良い評価では無かったため、Ⅴが稼働後にウルⅣの大会が開かれたりと高い人気を誇る。
- 元カプコンの執行役員小野義徳氏は「キャラを出しすぎた。」と語っている。他のゲームではこれ以上のキャラ数のゲームもあるが、続編が出る際のキャラ選定に困るのかもしれない。(全員出すのは難しいが、出さないとあのキャラ使えないならやらない、になりかねない。)
- ディカープリはUDON氏の描く漫画版を元にしたデザインとなっている。ただしカギ爪がダガーに変わったり、サイコパワーの攻撃が増えるなどのアレンジは行われている。