「it's super dynamic cooking time!」
プロフィール
初登場作品 | ストリートファイターIV |
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格闘スタイル | ルチャリブレ |
出身地 | メキシコ |
誕生日 | 10月29日 |
身長 | 168cm |
体重 | 70kg |
スリーサイズ | B120 W82 H90 |
血液型 | B型 |
好きなもの | ノパール(ウチワサボテン) |
嫌いなもの | 添加物 |
特技 | 首ブリッジ2時間 |
キャッチコピー | 「熱風ハリケーン」 |
声優 | 小野大輔 |
概要
メキシコのプロレス、ルチャ・ドールとコックの二足のわらじを履いた2008年のストリートファイターⅣより初登場4キャラ(クリムゾン・ヴァイパー、アベル、ルーファス)の内の一人である。
究極の料理を求めて旅をしているが、料理人としての腕前は壊滅的で、しかもそれを自覚できていない。真っ向からそれを指摘されても自分にとって都合のいいように解釈してしまうため、一向に改善が見られない。
かつてとある船でコックとして働いていた時も、彼の出す料理は僅か1週間足らずで「悲劇のスーパーダイナミッククッキング」なる伝説として語り継がれてしまっている。
ここまで壊滅的な料理センスなのは「味付けは勢い」「美味いもの+美味いもの=もっと美味い」という極端な思考が原因で、シリーズ内のストーリーでもエドモンド本田とザンギエフから各々思い浮かべる究極の料理(ちゃんことボルシチ)を聞いた際、その二つを混合した事でとんでもないゲテモノを生み出してしまったり、基本的に食べ物に好き嫌いがないリュウですら彼に料理を振る舞われた時の出来事を「あれほど苦しんだ経験は後にも先にもなかった」と語っている。
破滅的な創作料理へのセンスと突き抜けたお馬鹿キャラはネタ要因としてもよく使われている。ストⅣでは彼を象徴する称号に「素材の良さ、殺します!」なんてとんでもないものも用意されている。
デビュー作のストⅣ以降、スピンオフ作品への出演がないのがアミーゴ達にとってはとても辛いようだ。…もっとも、フォルテ自身が「マッスルボマー」のエル・スティンガーがそのままだと著作権の関係で使えない代理と噂されており、ルチャ使いの宿命かも知れない。ちなみにエル・スティンガーはルチャの神様と称されるメテオリトJrを師匠とする兄弟弟子という設定。但し世代は10年ほど離れているため両者に直接的な接点はない。
アピールの「ビバ!メヒコ!」はフォルテ使いたちの試合開始直後の挨拶となっている。必見なので是非一度見てみよう!
バトルスタイル
同じプロレスキャラのザンギエフとは対照的に、小柄で俊敏にステージを動き回りながら空中殺法を仕掛けることができるキャラクターである。繰り出す技はメキシコ料理名からもじったものが多い。前後に走る移動技「アバネロダッシュ」からの豊富な派生技で相手に択を迫れるほか、ダッシュキャンセルからの大パンチループという高火力コンボも持ち、嵌れば一方的に試合を有利に進めることが出来る。しかしスピードキャラだけあって防御面の頼り無さと体力の少なさが目立つ。クールな判断力とホットな情熱を求められるキャラクター。
アバネロダッシュが立ち回りの要であるため、対戦中は基本的に前後にせわしなくダッシュを繰り返す奇怪な挙動を取ることとなり、プレイヤー間では「止まると死ぬ」と親しまれている。必然的に手元もガチャガチャと忙しく、プレイヤーの手に優しくない。
関連性のあるキャラクター
ザンギエフ
アーケードモードの7戦目ライバルキャラとして立ちはだかる。お互いに名乗りを上げロシアンレスリングとルチャリブレの熱い闘いを行う。「見たか!この技を!この味を!これこそがルチャ・リブレ、最強の格闘技だ!」EDにも登場する(メニューはロシアのウクライナ郷土料理、ボルシチ)。
エドモンド本田
フォルテがライバルキャラとして登場。勝負のあとで本田のちゃんこ鍋を食べる約束をし、ぶつかり合いをする。EDにも登場する(メニューは何故か、本田のちゃんこ鍋を持ってきている)。
「飛び!跳ね!突く!スモーは面白いな!」
サンダーホーク
フォルテがライバルキャラとして登場。同じメキシコ出身だけあって幼馴染設定があり、Ⅳにて数年ぶりの再会を果たすとともに手合わせをする。フォルテの落ち着きの無さに呆れながらもホーク自身、彼を認めているようだ。しばらく会っていなかったらしくフォルテはホークの辛い過去を知らずにいる。ちなみにホークと比べるとフォルテの方がバストが大きい(ホーク:B114 フォルテ:
B120)。流石レスラー。
「どうしたアミーゴ!?お前がテクス・メクスのような試合をするとは!」
(テクス・メクス=メキシコ風アメリカ料理のこと。中途半端の意味かと思われる)
ブランカ
フォルテがライバルキャラとして登場。初対面でありながら互いに睨み合い、警戒し合うところから
始まる。ブランカが「顔を隠すやつは卑怯者のすることだ」と言うとフォルテはショックを受けると共に、神聖なマスクをけなされたことに激しい怒りを覚える。
(たぶんコイツのせいだと思われる)
「とりあえず・・・謝れっ!」
アベル
フォルテと同じⅣのデビューキャラ。スパ4のエンディングではフォルテがアベルからチョコレートをもらっている。
「まだ家族は見つからないかもしれないが友ならいるぞ!元気を出せアミーゴ!」
ルーファス
同じくⅣのデビューキャラ。
「アロス・コン・レチェならどうだ!?お前なら何杯でもイケるだろう!」
(アロス・コン・レチェ=お米と牛乳で作るスペインのデザート)
クリムゾン・ヴァイパー
同じくⅣのデビューキャラ
「隠し武器ならば、隠して使え!」
余談
資料集等で見ることのできるデザイン案では
・稲妻とフォークを合わせたマスクの刺繍
・体に髑髏とナイフとフォークのタトゥー
・スカーフを首に巻いている
……等のフォルテが見れる。
「ストリートファイター×鉄拳」ではプレイアブルキャラとしての出演は叶わなかったものの、ステージの背景で「EL RESTAURANT」の看板として描かれている。
また、同作品ではマーシャル・ロウがアレンジコスチュームでエル・フォルテのコスチュームを着こなす。アートワークスではキング、ボブにもそれに似た未使用デザイン案が描かれている。
二次創作では幼馴染でメキシコ出身のサンダー・ホークと、ライバルであるザンギエフとの掛け合いが目立つ。
操作キャラとしては前述の通りだが、プレイヤーによってはその速さが制御困難となる原因にもなりやすく、さらに動きの速さが災いして目的の技へ繋げるのもなかなか難しく、「自分でも何をやっているのか分からない」と感じるプレイヤーも少なくない。
また、対戦相手にとってもちょこまかと動き回られる上に弱い攻撃で長時間ハメられて拘束されるというストレスフルな動きをされるので、エル・フォルテというキャラクターを知る格ゲーファンからの総評は「見たり使う分には面白いが、相手にするのは絶対にイヤ」といったものとなっている。
現時点における最新作『ストリートファイター6』には未参戦なものの、かつての対戦環境で暴れ回った彼の姿を知る古参の格ゲーファン達は彼がいつかDLCで参戦してしまうのではないか、と戦々恐々としているんだとか。