「大金?名誉?そんなもの俺には関係ないね。
とにかく目立ちゃいいんだよ。目立ちゃ。
最強のショーマンレスラーの座は渡さない!」
プロフィール
概要
カプコンのプロレスアクションゲームマッスルボマーシリーズおよびプロレス風格闘ゲーム『スーパーマッスルボマー』に登場する覆面レスラー。
アカプルコの殺人バチという異名を持つ。
海外版での名前は「El Stingray(エル・スティングレイ)」で、蜂ではなくエイになっている。
作中のキャラで最も身長が低く体重も軽いが、その分跳躍力や俊敏性に優れる。目立つことが大好きで、持ち前の機動力を活かしたダイナミックな動きで闘うルチャ・リブレのテクニコ(善玉)レスラー。ルチャの使い手ということで上半分を覆う青い仮面を被っている。
同じくパフォーマンスを重視するミステリアス・ブドーとはライバル関係にある。
『マッスルボマーDUO』では自分とは逆に作中で最も背丈が高いタイタン・ザ・グレートと「THE DEADLY BROTHERS」というタッグチームを組む。
後に同じ会社から発売され世界観も繋がっている(向こうはエルと所属が同じハガーの縁者であるコーディーやガイ等が出演している)ストⅣに登場したエル・フォルテは、ルチャの神様と称されるメテオリトJrを師匠とする兄弟弟子という設定。但しマッスルボマーが1980年代中盤なのに対しストⅣは1990年代中盤(1997年ぐらいのⅢよりちょっと前)なので、フォルテのほうが年の離れた先輩の名声を知っている程度で両者に直接の面識はない。
性能
上記の通り俊敏性や跳躍力を活かした一撃離脱戦法を得意とする。
一方で防御力が最低なうえに一撃あたりのダメージもそれほど高くないので、『判断をミスして相手に捕捉されたらこちらが数回にわたり与え続けて稼いできたアドバンテージを一気にひっくり返されてしまう』なんてこともザラ。
立ち回りを見極める必要がある上級者向けキャラクターといえる。
しかも対戦形式が普通の対戦格闘形式になった『スーパーマッスルボマー』では必殺技のいくつかが三角跳びの要領で一旦ロープに後退してから跳躍するという形式が仇となり、コンボがつながりづらくなりダメージレースで優位に立てず、強力な連続コンボを得た他レスラーに一気に押し切られてしまうなんてこともザラ。
おそらくルール変更で最も泣かされたキャラであろう。
バック転
バク転しながら後退する。
発動中は無敵であり技後の隙も少ない。
スクリューダイビング
ベガのサイコクラッシャーのようにオーラを纏いながら相手に向けてキリモミ状態で水平に突進していく技。
ちなみに何故か掛け声は「スクリューダイバー!」。
発生が早く、突進スピードも速いが、単発判定で技後の隙は大きめで、比較的攻撃判定が弱め。
発動時間を残したままロープ際に到達すると反転する。
メテオサザンクロス
ロープに向けて三角跳びした後、上空にオーラを纏いながら跳躍して、相手に向けて降下する技。
三角跳びを挟むので一旦連続攻撃が途切れるし、めくりに失敗してガードされるとほぼ確実に反撃されるので使いどころが難しい。
スパイラルムーン
ロープに向けて三角跳びした後、身体を丸めて横方向に突っ込む多段技。
メテオサザンクロスとの二択で相手を惑わせたいところ。
アトミックダイバー
エル・スティンガーの必殺投げ。これで相手をKOすると相手の下半身がリングに埋まる。
相手の体をよじ登り、頭突きで相手をひるませてから真上に大ジャンプし、落ちてくる勢いを利用して再度頭突きする技。
『遣い手がルチャ系レスラー』・『上空から頭突き』・『決まると体がリングに埋まる』等等キン肉マンシリーズのキン肉マンマリポーサの偽マッスルリベンジャーとの共通点が多い。