ウルワギル・ヒルドリス
うるわぎるひるどりす
CV.山路和弘
ガナスハロスを支配していた、ヴォルラーンの前任に当たる水の領将。
7年前に突如死亡し、ヴォルラーンと交代することとなった。その突然の交代劇にはレナ人たちの間でも疑問の声が上がったが、真相は不明。
以下、『Beyond the dawn』におけるネタバレ注意!
後日談DLC『Beyond the dawn』にて、ナザミルの回想にて、ナザミルの実父でもあることが明かされた。
しかし肉親としての情は無く、外部の者たちにナザミルの存在を徹底して隠し、礼儀作法から教育に関するに至るまでナザミルに虐待を繰り返し、彼女のことをただの道具としか思っていなかった。
また、劇中でテュオハリムからも「馬が合わない」とも言われており、ダナとレナのハーフであるナザミルの父親でありながらも、領将の例に漏れないダナ人を虐げるレナ人の一人に過ぎなかった。
劇中でははっきりと明かされておらず、あくまで推測に過ぎないが、『王』や『領将』、レナに連なる数多の真実を何らかのきっかけで知ったと思われる。それでもなお双世界の支配者として君臨するべく、ダナ人の奴隷の女性との間にダナ人とレナ人のハーフであるナザミルを誕生させ、彼女を『王』にするためヘルガイムキル(もしくは調整体の調整を行っていたレナの研究者たち?)にナザミルを提供。ナザミルは死亡率の高かった調整を生き延び不完全ながら『王』の力を得る。
上述の虐待同然の養育と調整を経て、彼女を『王』とした暁には、彼女を傀儡に真の王として君臨しようと目論んでいたとすれば、見下しているダナの奴隷との間にナザミルを授かったこと、そのナザミルに親としてまともな愛情を注がなかったことにも説明が付く。
しかし、彼女が『王』として完成する前に、ヴォルラーンが『王』としての調整を完了。結果としてナザミルは不完全な『王』のまま、用済みとなってしまうことになる。
ヴォルラーンが新たな水の領将としてダナに送り込まれ、ウルワギルを襲撃。その際ウルワギルはナザミルに命乞いをするかのように迎え撃つよう命令を下すが、他者の力に縋るその姿勢を「弱者」となじったヴォルラーンによって殺害された。