「もとより、すべては我がものよ」
概要
ダナを支配する5人の領将(スルド)のひとり。ガナスハロスを治めている。フルネームはヴォルラーン・アングサリで、正式名称はヴォルラーン・ライ・アングサリ・ライモ。
「水の主霊力(マスターコア)」を持ち、「水の星霊力」を集めている。
本来の水の領将であったウルワギル・ヒルドリスが数年前に事故死し、その後任として領将に就いたという経歴を持つ為、他の領将たちとの面識は殆どない。そのため同じ領将であるテュオハリムも名前だけは知っていたが顔は知らなかった。
プロフィール
本名 | ヴォルラーン・アングサリ |
---|---|
正式名称 | ヴォルラーン・ライ・アングサリ・ライモ |
CV | 速水奨 |
年齢 | 24歳 |
性別 | 男性 |
身長 | 182cm |
人物
異常なまでに排他的な独裁者であり、ダナ人だけでなく同胞である筈のレナ人の事もただの奴隷としかみていない。
自らが絶対的な支配者である事に何の疑問も抱かず並々ならぬ執着を持ち、全てを食らわんとする非常に傲慢な性格の持ち主。加えて人生の刺激に飢えており、戦うことそのものを楽しんでいる戦闘狂である。
ガナスハロスのダナ人やレナ人達は彼による恐怖支配で自分で考える力を奪われているに等しい状態にあり、ヴォルラーンの命令に唯々従うだけのロボットのような存在にされている。これまで様々な形で差別や種族間の対立に向き合ってきたアルフェン達に最早国と呼べるのかすら疑わしい異質な光景を見せつけることになった。
何故かアルフェンに強い関心を抱いており、行く先々で敵対している。
彼をより苦しめる為にシオンを拐い、挙げ句ガナスハロスの民を挑発の為だけに虚水に変える暴挙を表情一つ変える事なく行うなど、その執着心は歪みきっている。
戦闘能力
鍔の無い刀の様な反りが特徴的な剣を武器とし、その圧倒的なまでの剣技で6人を圧倒。
最初に姿を目撃された際にもズーグルの群れを単騎で蹂躙しており、星霊術無しでもかなりの実力者。
関連タグ
※この先『テイルズオブアライズ』の重大なネタバレが含まれています。
実はアルフェンと同じ《王》と呼ばれる調整体であり、彼よりも後の時代に体を弄られたダナ人。「アングサリ」という名も家名ではなく「特殊調整系」という分類名に過ぎない。ちなみにフルネームの「ライ」は「世代なし」、「ライモ」は「母集団無し」を意味する。
※《王》と言っても指導者や支配者ということではなくある計画に必要な術式制御者に与えられた識別名である。
奴隷として虐げられてきた経験からレナ人は当然、更に同胞であったダナ人ですら等しく嫌悪の対象にしている。レネギスにて調整実験を受けて《王》となるも、その反動から自らが全てを支配する事を当然と思っており、自分以外の人間は全てが等しく奴隷であると認識していた。”己の人生を歪めた存在全てに対する復讐者”であると同時に、人間としては中身が空っぽに等しいのがヴォルラーンの本質である。アルフェンに対する執着心は彼が自分と同じ《王》であり、アルフェンを排除することで自分がただ一人の《王》として君臨する為である。
アルフェンに「仲間がいなかった」「なまじ強かった」事が今の彼を形作っている根幹だとも指摘されている。
そのあまりの狭器さから、アルフェン以上に扱いにくいと黒幕たちにも危惧されていたが、アルフェン以来300年ぶりの成功例であったことから処分は惜しいとされ、ある程度コントロールする算段をつけて試運転のためにレナ人に偽装して領将として送り込まれていた。
だが本人はその価値観から自分を利用する存在を許さず、ガナスハロスでの敗北からの蘇生後、黒幕への報復の為に単独で行動。
そしてアルフェン達の悲願達成を決定的に邪魔し潰えさせるべく、最悪のタイミングを狙い突いて一行へ襲い掛かる。
容姿、性格、思想、能力までありとあらゆる面でアルフェンとは正反対な人間であり、ある意味でアルフェンの”ありえたかもしれない姿”であると言える。ヴォルラーンもまたアルフェンと同じく「己を支配せんとする者への飽くなき反骨心」を根底に宿してはいるのだが、彼の心にはそれしかなかったのである。
担当声優の速水氏は過去にウッドロウを演じている。
ウッドロウもヴォルラーンと同じく王であるがヴォルラーンとは正反対、つまりはアルフェンのように民を第一に考えるとても優しき王様であった。
関連タグ(追加)