概要
エクレールはアクションゲーム『アーマード・コア3 サイレントライン』の登場人物。
(注)人物イラストがいくつかあるが、公式には容姿に関する設定は存在しない。
人物像
乗機はデュアルブレード、両肩に小型ロケット、通称ステルスと呼ばれるレーダーやロックオンを妨害するジャミング装置を装備した軽量二脚型ACの「ラファール」。
機体も戦闘もロマン溢れる二刀流ブレードによる近接戦闘に特化した漢の中の漢の女性レイヴン。
エクレールとはフランス語で稲妻、ラファールとは同じくフランス語で疾風または突風という意味。
エクレールは接近戦の戦闘技量が高い人物として一定の評価を得ている。対戦相手を魅了するほどの華麗な操縦、冷静な眼差しで相手の動きを見つめ一瞬の隙をついて強烈な一撃をお見舞いすることから同業者から恐れられている。
当初MT(ギボンMS-HA)パイロットとして登場、ストーリーが進行するとACに乗り換える。傭兵としてはレイヴン(プレイヤー)の先輩にあたるが、ACパイロットとしては後輩になる。
元は企業のMT部隊に勤めていたのか、もしくは建設の際の警備に雇われていたのかクレストの無人要塞の内部について詳しい。クレストにとって無人要塞は重要施設であり機密も徹底している、その設計や建設に関わった人物は自社で囲い込み、それに反抗するものは抹殺するほど。しかし、クレストからエクレールへの信頼は非常に厚いのか、それとも何か裏事情があるのか?詳しい内部構造や警備システム情報を持っていてそれをクレスト側も知っているのにかかわらず囲い込まれていない。そして無人要塞にトラブルが起きた際には任務で指名を受けている。
声質はやや低め、他のやくざなレイヴン達に比べると言動が素直で礼儀正しく冷静かつ真面目な受け答えが特徴。レイヴン(プレイヤー)が戦果を上げると「さすが」と賞賛し、彼女の前を遮ると「前に立つな」「邪魔!」と罵ってくれる。他にも任務、アリーナ戦、機種転換等々の節目ごとにかかさずメールを送ってくれる。
ゲーム中では
ストーリーでは前述の通り当初MT(ギボンMS-HA)パイロットとして登場、ストーリーが進行するとACに乗り換える。プレイヤーの行動次第では彼女と敵対したり、時には僚機として雇って共闘する事もあり、特に「無人要塞鎮圧」ミッションでは大変お世話になる。他にはミラージュ依頼のクレストへの工作の一環である「警備部隊陽動」では一般市民を踏み潰す汚れ仕事も厭わず一緒に受けてくれて、キサラギ依頼の「無人部隊迎撃」ではロケット弾を次々当てるなどベテラン傭兵らしい活躍が見れる。
アリーナではEランク15位の補填ランカーとしても登場し、勝つと賞賛のメールと共にラジエーターパーツをプレゼントしてくれる。(あまり役に立たないけど)
EXアリーナでは僚機または対戦相手として参加。同じく剣豪として誉れの高いポーキュパインと組んでいる。相手に張り付いて剣撃主体のエクレール、剣だけでなく両肩チェーンガンによる射撃も織り交ぜてくるポーキュパインと接近戦に限れば無類の強さを誇るコンビ。
ポーキュパイン
搭乗機:ラファール
中央左側
『アーマード・コア』シリーズに登場する女性レイヴンは少ないが、その多くが尖った機体性能の傾向が多く彼女もその例に漏れない。機体は紺、茶、シルバーを組み合わせた迷彩色の軽量二脚型AC。エンブレムは光る卵かラグビーボールのような石に帯が巻き付いたもの。
細く鋭角的な機体でまず目を引くのが武器腕。シリーズを重ねるごとに徐々に改善されていくとはいえ、扱いには熟練を要する使いづらいパーツであり、更に武器腕ブレードとなると難易度は跳ね上がる。しかし、見た目のかっこよさとブレードを当てた時の爽快感から一定の人気があるパーツである。
両肩の小型ロケットは価格の割りに威力と装弾数が優秀かつ軽量で決して悪い武装ではないが、ロックオン不可な為、これまた技量が問われる。
全体が軽量パーツで構成されているため機動力が非常に高い代償に、機体の防御力が非常に低く紙装甲でAP(耐久力)も低いが、レーダーやロックオンを妨害するエクステンションのステルス(MEST-MX/CROW)を装備している為、ステータス以上に持久力はある。
ステルスによってレーダーとロックオンを妨害し、ゆらゆらと接近しながらロケットを発射、両腕のデュアルブレードでばっさり斬り捨てるのが彼女の主な戦法。
対戦する場合、単純に勝つだけなら距離を保って射撃すれば楽勝だが、真正面から接近戦やブレード勝負を挑むと空中斬り&ロケットの妨害で思わぬダメージを受ける。
武器腕ACに目立つが、一番強い実弾ブレードを一撃受ければ破壊されてしまう。
おまけ
基本は低めの声だがMT搭乗時に撃破すると一転、かわいい声で「イヤん」と叫ぶ場合があり、多くのレイヴン(プレイヤー)がその声聞きたさに彼女にフレンドリーファイアを仕掛ける事態になった。
浪漫機体にかわいい声というギャップからそこそこ人気があるキャラクターであり、ごく少数ながらフロム脳によって描かれた人物イラストがpixivでは見受けられる。