エマ・シアーズ
えましあーず
エマ・シアーズはゲーム「アーマード・コア3 サイレントライン」に登場するオペレーター。戦場に赴くレイヴン(プレイヤー)をサポートする。人類を拒む未踏査地区サイレントライン、そして抗争を続ける企業達に新技術を次々提供しているAI研究所に対して疑問を抱いていく。
(注)人物イラストがいくつかあるが、公式の人物イラストは存在しない。
傭兵斡旋組織「グローバルコーテックス」に所属。レイヴン(プレイヤー)の補佐担当官、つまり専属オペレーターを務める女性。パートナーとして事務的にレイヴンを支援する。
アーマード・コアシリーズでは一部を除き登場人物のプロフィール等は不明なことが多く、彼女もまた不明である。詳細ニツイテハ・・・あとは・・・あなたのフロム脳の役割・・・
声質は若い女性でとても可愛いのだが、レイヴン(プレイヤー)の危険時以外はクールで、そのギャップからプレイヤーにやや怖い印象を与えていると評されることも。
戦場でのオペレートだけでなく、サイレントラインの謎、レイヴン(プレイヤー)に接触してきたのAI研究所のセレ・クロワールについて情報収集してくれる。
そしてサイレントラインに関連する施設や敵機体は旧文明に由来であることを、また以前より黒い噂が立っていたAI研究団が無人兵器の暴走に関与していたことを報告する。
「まるで何かを守ってるみたい・・・」
「この声・・・あの機体は・・・!?」
冷静かつ的確に依頼内容の要点や状況の説明を行う。危機的な状況に陥ると少し慌てるが、それでも努めて冷静にオペレートしてくれる。
彼女自身はグローバルコーテックスの一室に詰めて、通信を行っている。ミッションの注意点を指摘し、ACのセンサーデータを受け取ったり一部機能を使用、目標や敵の出現の警告、ゲート等のセキュリティー操作を補助。またレイヴン宛の通信を受け、その要点を報告。レイヴン(主人公)が操縦に専念できるように様々なサポートを行っている。
そして作戦が終了すると「レイヴン、お疲れ様」とねぎらってくれる。
ミッション「旧基幹要塞制圧」、6名ものレイヴン達によって同時進行される高難度作戦であり、湧き出てくる強力な敵、数々のトラップによって一人、また一人とレイヴン達が墜ちて行く。
「識別信号消滅。マリスの撃破を確認」
「識別信号消滅。カロンブライブの離脱を確認」
「識別信号消滅。バーブドワイヤーの撃破を確認」
「識別信号消滅。クラウンシーフの撃破を確認」
あまりにも無感情かつ淡々と味方レイヴン達の死亡報告を告げていくため、プレイヤー達に恐れられることになる。(ジェネレーターが故障して戦線離脱したカラミティメイカーに至ってはスルーされている。)
ミッション「新機能運用テスト」に登場する巨大兵器「MG-AOxx/131α」。「MG-AOxx/131α」が登場するとエマ・シアーズは「なんて事…あんなものまで…」とつぶやく。「MG-AOxx/131α」という名前が非常に覚えづらいため、プレイヤー間では「あんなもの」と呼ばれるようになった。
以降のシリーズでも大型兵器や変態兵器が登場する度に各オペレーターが「あんなもの」「こんなもの」「ヘンなの」呼ばわりする。
前作のレイン・マイヤーズ同様に仕事のできる若いOL風のキャラ設定をされることが多い。容姿は二十台半の若い女性、事務服、ヘッドセット、書類といったオペ子の標準装備が一般的。
ミッション「旧基幹要塞制圧」における感情を殺した報告や、レイヴン(プレイヤー)がラスボス撃破後に行方不明に?という説からやや影があったりシリアスな役目が多いキャラクター。
ヒロインまたは脇役として二次創作小説、イラストなどが創作された。現在でもごく少数ながらフロム脳によって描かれた人物イラストがpixivでは見受けられる。
シリアスだけでなく、逆に前作のレイン・マイヤーズの後輩的なポジションからくる、前作のベテラン僚機達や本作の新僚機たちの繋ぎの役目やコメディの突っ込み役的な登場などがされる。
やはり鉄板ネタは「識別信号消滅。~~の撃破を確認」
欠点は前作オペレーター「レインマイヤーズ」に比べるとやや地味で影が薄いこと。
AC3SLにおいては登場人物たちの台詞が増えているのだが、それに伴い本来はエマ・シアーズがするべき仕事を奪われることになっている。雇用主、現地の指揮官や僚機達がミッションの注意事項、目的、敵機の襲来の報告などをバンバンかまして来るためずっと黙ってミッションの遂行を見てるだけということもしばしばあってやや不遇。