⚠️本項には『ぷよぷよテトリス』の重大なネタバレが含まれている。
未プレイまたはクリア前の方は閲覧注意!
概要
「お相手いたしましょう」
「ありがとう…楽しかったよ」
CV:矢尾一樹
『ぷよぷよテトリス』における、「???」に当たる人物。
図らずも「ぷよぷよ」と「テトリス」の世界が混ざり合う事件を起こした張本人で、「テトリス」における事実上の最終ボスである為、隠しキャラとなっている。
人物
テトリスの先代王者。宇宙船「テト号」の先代艦長でもあり、ティがオーを通じてパトロールの報告をしていた人物。先代テト号艦長なのでオーとの会話も可能。
現在は「時空の番人」として、常人では立ち入ることのできない「時空の果て」で、一人きりで様々な世界の境界線を保つ役目を持っているが、人々の記憶に残りにくい存在になることから、内心では自らの仕事に不安と寂しさを抱えている。その能力は後天性のものであるようで、エコロの時空を操る能力とよく似ている。
また、続編の「2」のティの言葉から、スペース中の情報を把握していることが判明した。
性格
公式によると「真面目で優しい」性格とのことだが、それに加えて過保護な一面もある。また自分の実力に絶対的な自信を持っているらしく、負けた際のセリフが「腕が鈍ったなぁ」「僕としたことが…」「次は本気を出そうかな?」といった、どことなく強者の余裕を感じられるものになっている。
容姿
容姿はかなり若く見える(絵柄の関係で若く見えるだけの可能性もあるが、ぷよぷよテトリス2で、りんごが彼のことを『ナゾ衣装のお兄さん』と呼んでいるため見た目は普通に若い可能性が高い)。声もとても若々しく聞こえる(2ではかなり枯れてしまっている)。テトリミノの形の名称と関係していないが、髪の毛に白い「X」の字が描かれている。余談だが、タイトル背景にも同じものが描かれている。
時空の番人
常人には到底立ち入りができないような場所「時空の果て」にて、長い間一人きりで世界の境界線を保つ役目を持った存在で、テトリス王者のみがなることができる。時空の果てはどの世界にも属さないため、時空の番人は人の記憶にとても残りにくい存在となってしまうようである。
「アドベンチャー」モードのEX10章
ゲーム内で、有料のダウンロードコンテンツとして、発売当初から配信されている追加シナリオ3章のうち、最後の「EX10章」の主役がエックスとなっている。ちなみに、7章クリア前にプレイするとネタバレが発生する。
実はエスの父親であり、ゼットの設計者。しかし、当のエス本人がそれを知らないために彼女からは「だめだめ番人」、「ただのかまってちゃん」などと言われ相手にされず、さらに「自分の代わり」として作ったゼットの方を「パパ」と慕っていることに落胆し、ゼットに「堂々と父親ヅラするな!」と嫉妬の目を向けている。また、幼少時代のアイを拾ったのも彼であり、親代わりでもある(エスと血が繋がっているか否かは明らかにされていない)。
ぷよテト2では
しっかりと続投。しかもアドベンチャーの1‐1でいきなり登場した。今回はどちらかというと保護者のような役回りが多く、基本的にサポートに徹している。また、前作のラストで孤独から解放されたからか、前作に比べると雰囲気がだいぶ明るくなっている。
新キャラであるマールとスクエアスについては、存在は知っていたものの2人の正体までは知らなかった様子。
連鎖ボイス
ティと同じくテトリスの用語がメイン。
スピードアップ | フィニッシュ1。マラソンモードではライン消しを繰り返しているとスピードレベルが上がっていく。テトリス99など一部作品では対人戦でも発生する。また、パーティールールでは妨害アイテムに相手のぷよorテトリミノの落下速度を上げるスピードアップがある。 |
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RENラッシュ | フィニッシュ2。RENはテトリミノを連続で消すことの日本語表記で、海外では表記がCOMBO(コンボ)となっている。ぷよテトでも英語では表記がCOMBOに変わる他、テトリスエフェクトなど作品によってはCOMBO表記がデフォルトになっている。 |
ハードドロップ | フィニッシュ3。現在のガイドラインの1つで、テトリミノを即時落下させる。ソフトドロップは下キー入力だがハードドロップは上キー入力に設定されている。因みにBPSのファミコン版テトリスには何故かソフトドロップがない代わりにハードドロップはあったのだが、その対応入力はなんとAボタンであり、誤操作を招く一因となっている。 |
ハイパーハードドロップ | フィニッシュ4。ハードドロップの強化版。なお、ぷよぷよ側には基本ない即時落下のルールだが、ぷよテトでは「クイックドロップ」という名前でルール設定がついており、パーティーやスキルバトルなどではこれがデフォルトでオンになっている。ただし、クイックドロップではぷよの落下スコアが加算されないという差がある(テトリスはハードドロップでもテトリミノの落下スコアが加算される)。 |
ローテーションエックス | フィニッシュ5。現在のガイドラインでは7種1巡の法則に従って不規則なローテーションで降るようになっており、テトリミノの回転力を上げるスーパーローテーションもある。 |
因果応報 | 反撃ボイス。なお、ぷよテト本編に於いては本人の怠慢が原因で結果的に自身にも返る事件が発生してしまっている。そんな彼の事情を現テトリス王者は察してしまい… |
余談
- 彼のボイスチェンジは、1ではやや傲慢な感じのボイスに、2ではラスボスらしい非常に低い声に変化する。また、一部ルールの組ぷよの出現パターンはアコール先生と同じパターンを流用している。
- 他のテトリスキャラと違い、元となるテトリミノが存在しない。モチーフは恐らくぷよぷよ×テトリスの「×」、謎の人物としての「X」、そして「オー(O)=○(マル)」の対比である「エックス(X)=×(バツ)」のどれかだと思われる。
- ちなみに、Xはアルファベットの24(ぷよ)番目であり、Oミノを45度回転させると×マークが浮かび上がってくる。