CV:勝生真沙子
概要
エルヴィスとロディの師匠であり、ウィズワルドを興した高名な魔法使いの女性。口元にほくろがあるのが特徴。物語の時点では、半年前に死去したことがエルヴィスから語られている。
その出で立ちからわかるようにエルヴィスより前の黒魔道士のアスタリスク所持者にして先代の”光の戦士”の一人。彼と同じく土のクリスタルから啓示を受けていた。
戦士として旅をした後で仲間達と別れ、ある目的と魔道研究の飛躍のためにウィズワルドを建国する。その中である魔導書の解読に向けて研究に乗り出したが存命中にその夢は叶わず、魔導書とその解読、及びその鍵となる「黒魔道士」のアスタリスクはエルヴィスへと託されることとなり、後に彼が旅を始めるきっかけにして目的となる。
人物
魔法の腕に関しては勿論知にも富み、魔道研究所の弟子達やウィズワルドの住民達から慕われていた人格者。彼女を妬む者も少なからずいるが、軽くあしらっていた辺りからして当時の彼女に勝てる魔法使いはいなかったと思われる。
厳しいながらも面倒見のいい性格らしく、特にエルヴィスに対しては師弟時代に彼の魔法の出来の悪さに苦心しつつも根気強く付き合っていた。また、彼の人を思いやる心の深さを高く評価しており、彼女自身も彼の心遣いに救われた事を手記に記している。
兄弟子のロディに対しては彼の度が過ぎる生真面目さに対して「休息をとる事」を課題ととし、強制的に無理をさせないようにしていた。
余談
ウィズワルドの建国が50年前の事であり、弟子であるエルヴィスがまだ師事していた頃でもかなりの年月が経っていたはずだがそうとは思えない程の美貌を持っていた。その事実を知った彼からは「美魔女」と思われている。尚、実年齢は不明のままでありエマも驚きのあまり不躾に訊ねてしまったエルヴィスに対して軽くはぐらかしていた。
後に閲覧できる日記によると、実は魔導書の謎を突き止める為に魔法によって若い頃の肉体を維持させてきた事が判明。しかし、精神の消耗が激しいものらしく恐らくは幾ら肉体を若い頃のままにしたとしてもおそらく寿命には逆らえなかったとされる。仮に50年前が少なくとも20代後半~30代だったとして、実年齢かつ肉体年齢は70代~80代だったと思われる。
物語では既に故人であるため他のアスタリスク所持者のような対決そのものは無いのだが、ある章かつ条件を満たすと本人ではないが先代光の戦士だった頃の黒魔道士エマ・オディリアが登場する。
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