概要
勝利の女神:NIKKEに登場する企業。
ニケを製造する三大企業の一つである。
CEOはイングリッド。
最も優れた兵器はニケである、との自負を持ち、実際にそれを証明して見せた質実剛健な企業。
企業自体がひとつの小さな軍隊とも称されるように軍需企業的な色合いが濃く、実際同社で製造されたニケは軍部隊、公共施設の警護、警察など武力行使が想定される官憲組織に在籍している者が多い。その性質もあってか、他の企業のニケと比較して良く言えば真面目な性格のニケが多く所属している。
企業規模は拡大し続けており、突き放されていたミシリス・インダストリーとの差を確実に縮めつつある。
所属ニケ
アブソルート
奇跡とまで称されるエリシオン最強の分隊。
ベテラン中のベテランと言われるほどその活動期間は長期にわたっているが、「完璧」を意味する部隊名の通り、その中において所属ニケが破壊された状態で帰還したことがただの一度もないというまさしく伝説の名をほしいがままにするほどの功績を打ち立ててきた。
インフィニティレール
過去にあった列車テロ事件を契機に発足された警護部隊。
とはいえ活動内容は警護だけにとどまらず、列車の運行管理、保守点検も担当している。
表向きはアークエクスプレスの職員とされており彼女らがニケであることを知るのは上部の人間に限られている。
A.C.P.U.
アーク内の警察組織で、特に機動巡察を担当する部隊。
基本的には我々の知るところのお巡りさんと同様の業務を行っているが、メンバーは警察のコスプレをした子どもにしか見えないと専らの評判。
なおこの部隊に所属するニケは表向きは人間ということになっている。
スカウティング
その名の通り、地上での斥候活動を主目的とする偵察部隊。
その他にかつてアーク候補地として建設され、ラプチャーの襲撃によって放棄された地下区画「ロストセクター」の探査補助も行っている。
エクスターナー
思考転換を起こし、イレギュラー化したニケを制圧することを任務とする特殊鎮圧部隊。
その存在は秘匿されており、ニケたちの間では怪談として語られている。
その任務の都合上、隊員には極めて特殊な機能が搭載されており、CEOのイングリッドをして「切り札」と呼ぶほどのもの。
イージス
水陸両用万能戦艦「アドマイアー」を旗艦とする海上戦部隊。
通常のニケは重すぎて泳ぐことができないが、所属するニケは水中に近い場所での運用が想定されているため、例外的に泳ぐことができる。
とはいえ、地上の大部分を制圧された現状ではアドマイアー号の出番はなく、アーク内のプールに船を浮かべて訓練を続ける様子は市民の物笑いの種となっている。
このため、一日も早く海に出て戦功を挙げる日を待ち望んでいる。
シージペリラス
アークに害をなす者を暗殺するブラックオプス部隊。
彼女たちは殺しのライセンスを与えられており、他のニケとは違い意図的に殺人が可能。
当然責任も非常に重く、無実の人間を殺害した場合は、自身の命をもって償う事を義務付けられている。
普段は、前哨基地の無人ホテルのスタッフとして働いている。
アカデミア
エリシオンが作った教育に特化した部隊
ベストセラー
地上と人類の文化や歴史を保存し、アークの歴史を記録するために作られた部隊。
地上で発見された遺失物や紙で作られた本を保管し、本の製作を行っている。
その他の部隊に所属するニケ
カウンターズ
作品の主人公である指揮官が率いていくことになる部隊。
イングリッドが指揮官の監視報告を兼ねて追加の人員をねじ込んだため寄せ集めの色が濃い編成となっている。(アニスの製造元はテトラライン)
このため三大企業の中では特にイングリッドとの距離が近く、助力をする機会も度々ある。
トライアングル
中央政府軍の中核としてアーク内部の防衛を担当する部隊。指導的立場にある3名はいずれも表向きは人間として扱われている。これはインフィニティレールやA.C.P.U.と同じく、ニケは公的な職業に就くことができないとされているための措置であるがユルハは服装を、アドミは容姿をしばしばプレイヤーから突っ込まれる。
その名の通り三大企業のニケが一名ずつ在籍しており、エリシオンからはプリバティが出向している。
スクールサークル
M.M.R付属高校の学生の部隊。
余談
- 『エリシオンのニケは弱い』と言われる事がある。これは単純に高火力のニケが少ない事に起因している。ユーザーから見た評価が『高火力』か『扱い易い能力』を持っているかの二択が重要視されるため。実際適当に入れただけで強いニケが少ないのは事実で、編成にかなり気を遣う企業でもある。
- ボスや敵の構成に合わせて編成を変えて組み合わせる事で、ステージの踏破自体は可能。だがそれは同時に多数のニケを育成する必要があると言う事に繋がり、一日に手に入る素材数が限られてるゲームなので局所的な活躍をするキャラにリソースが注ぎ込まれる事は稀である。ゲームシステム側での素材供給量の関係で後回しにされてしまうと言う点を見れば、ゲーム側と噛み合っていないと言える。
- そういう意味では、ニケの特性を理解した上で扱わないとならないため、上級者や玄人向けのニケが多いともいえる。エリシオン製のニケを使うにはタクティカルな思考と、それに向けた育成計画が必要と言う事か。
- なお、『きちんと育てれば強い!』と言う反論もあるのだが、注ぎ込んだ素材や時間に対するリターンが低いニケが多いため、育成が後回しにされ易いのである。また、他の企業でもきちんと育てれば強いニケは多数存在する。
- このためか、エリシオンタワーはかなりの難所となっている事が多く、性能の関係上シナジーも組みづらい。他の企業でも苦戦するマザーホエール戦では他の企業より長いキャンプをする羽目になる事もある。一方でこの試行錯誤を楽しめるプレイヤーにとっては、かなり面白みのある企業の模様。
- アサルトライフル(AR)ニケのコード(属性)が水冷ばかりであることも、プレイヤーから槍玉に上がっている。水冷以外のARニケは、ラピ(灼熱)、ソルジャーE.G.(電撃)、そして期間限定ピックアップのヘルム:アクアマリン(鉄甲)の3体しかいない。
- 第一次ラプチャー侵攻期に第二世代フェアリーテールモデルの開発(最終調整?)はエリシオンの第三研究所で行われていた。一方でニケの性能を安定化させる方向に舵を切ったためか、エリシオンのニケも性能低下の風潮からは逃れられていない。一方で、ミシリスがメティス計画で性能の高いニケを作ったように、アブソルートのパワーアップ計画も立ち上げているため、その風潮を座して見ているだけでも無い。
- 第一世代のフェアリーテールモデルを作った企業は不明だが、スノーホワイトはエリシオン製だった説がある。これは公式で配布したスノーホワイトのMMDモデルにエリシオンのマークがついた装備品があったため。ただし、装備品だけがエリシオン製と言う可能性もある。
- フェアリーテールモデルの研究・開発に関しては三大企業の合同出資によるものとされているが元々軍需企業であったエリシオンが当時最大手かつ研究の中核であった可能性は高い。(まあ、実際人類の存亡がかかってる時に、細かい区分を作っても仕方がないと言う面はあるので、どの企業も多数の部分に関わっていると見るのが正解か。)
- よくニケの世界観の暗部を示す企業としてミシリスが槍玉に上がる物の、イレギュラーと判定したニケを処断するエクスターナーやシージペリラスと言った部隊を擁しており、場合によってはミシリスなど他の企業に融通する事もあるため、エリシオンも公表できない暗部を多数抱えていると思われる。事実、アークの『ある秘密』を知ったミシリスのニケを処断しようとしたことがある。
- 色々な製品を作っており、ヘッドフォンやビーチボールなども製造していたりする。特にエリシオン製のヘッドフォンは軍用品であるため市販品であるミシリスの最新モデルよりも高性能とエクシアのお墨付き。
関連タグ
ミシリス・インダストリー テトラライン…競合他社