概要
中央政府がアークの三大企業に要請して作り出している量産型ヒューマノイド群の総称。
公的にはリプレイス部隊と呼称される。英語表記のReplaceは「何かの代わりに置き換える事」の意。
この世界の人間はニケを替えの利く消耗品と見做している節があり、彼女ら量産型に対してはその傾向が更に顕著に現れる。
名目上は「アーク内のテロを防ぎ、鎮圧するために作られた」との事だが実態はそれに留まらず、作中ラプチャーが徘徊する地表などそれ以外の戦地に送り込まれたり、鉱山労働や人体実験の被験体などそれ以外の用途で使い潰される様子も描写されている。
当然ながら根幹は他のニケと変わりないので感情はある。
個体名は基本的に明かされず、これと言った活躍も無いため目立たない存在だったが、主に期間限定イベントで彼女らを掘り下げるストーリーも配信されている。
比較的補充が利くこともあるためか、新任の指揮官にあてがわれるのは量産型が多い(プレイヤーの指揮官の様にネームドが多数あてがわれるのは稀。と言うかまず無い)。
基本的には複数回生還して戻る事すら稀である。
量産型である一方で、ニケと言う疑似的な人間であるためか、環境や経験によっては思いもしない素質を開花させる事もある。
そう言った素質を開花させたり、戦闘で特段の戦果を上げたニケは専用武装の配備や、ボディの換装により更なる高機能化が施され、個体名を持つニケとなるケースも存在する。
また、量産型でも中には自分の名前や一部の記憶が残っているケースも存在する。
各社ラインナップ
ネーミングや装備デザインに各社の個性が現れる一方で、全てに共通する外見的特徴としてバイザーやヘルメットなどで顔の一部が隠れている事が挙げられる。
エリシオン
猛禽類をあしらった名称が付けられており、アルファベット部はそれぞれオウル、ファルコン、イーグルと発音する。
テトラライン
くすんだ色合いの重武装な量産型が多い中、比較的身体のラインが出やすい派手なカラーの装備を着けており、名称にも若干の華やぎが添えられている。
ミシリス・インダストリー
製品を意味するProductに開発された順番を割り振った簡素な名称となっている。
プロダクト08 | プロダクト12 | プロダクト23 |
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製造元不詳
以下全て非プレイアブル。
- ストーリー中のみ登場する量産型も存在する。イベント『Red Ash』内のストーリーで、かつてあるニケがこのタイプの量産型だった事が示されている。
- ニケ達からの口伝に、モデルZXと呼ばれる量産型が登場する。30年前、ラプチャーとの戦果が思わしくないアークの人々はその憂さの捌け口をニケに向け、迫害に耐えかねた一部のニケ達が連合し地上への脱出を企てる事件が起きた。200体以上とも言われるニケの中心には、モデルZXが存在したと言う。
ゲーム中のユニットとして
隊員募集(所謂ガチャ)で、最も低いレアリティであるRグレードのユニットとして排出される。かつては一部がRらしからぬ高性能なスキルを有していたため、手駒が揃い切っていないプレイヤーなどに重用された時期もあるが、現在は修正され、全員がレアリティ相応の性能に留まっている。
一方で、同じく出自は量産型だが、紅蓮やシンのように、紆余曲折を経て現在はより上位のレアリティとして扱われているニケも少数存在している。
SR以上のニケと異なり、面談を行う事が出来ず、親密度や個別エピソードも存在しない。