「受け止められるか? 我の中に渦巻く『アレ』を」
概要
陣営 | エリシオン |
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部隊 | エクスターナー |
武器名 | ロンリーフリーダム |
一人称 | 我 |
別名 |
|
指揮官の呼び方 | 友(とも) |
声優 | 小清水亜美 |
デザイン | URORONG |
イラスト | URORONG:立ち絵 |
孤独な運命を背負って生まれたニケ。
孤独の解消方法は、SNSに「私はこの世を観望する存在、これが私の運命」などの鳥肌が立つ投稿をすること。→公式Twitterキャラクター紹介より
金髪碧眼の少女。軍服を思わせる黒い衣装に臀部まで届く長い金髪、そして右目に眼帯をしている。
身長はニケの中でもかなり低く、立ち絵で比較するとN102と同じくらい。立ち絵が上から見下ろした俯瞰構図になっていることから、指揮官から見ても小さいのだろう。
2024年12月の限定イベント『ICE DRAGON SAGA』に登場したギロチン:ウィンタースレイヤーでは露出度の高い衣装を披露したが、かなりの幼児体型であることが発覚した。また、身長はベスティーやポリよりも低いことが明らかになっている。
名前の由来は、他のエクスターナー隊員のメイデンと同じく、処刑器具の「ギロチン」から。
ギロチン本人は自らを「ギロチン・デ・メフィスト(悪魔のギロチン)」と名乗っている。
性格
いわゆる中二病の言動で周囲を戦慄させる性格。
彼女の脳内設定では中央政府が「組織」、エリシオンが「協会」ということになっており、協会は組織を打倒して真の自由を実現する新しい政府を作ろうとしているらしい。これ以上は部外者には話せない。
作中ではウォーブラー(Warbler)でなりきりアカウントの運用を行っていたり、メッセンジャーアプリblablaのルーム「即死の魔眼教」でギロチン・デ・メフィストとして中二病コメントを披露しており、その投稿内容は常人では堪えられないとされている。
また「黙示録」と称した自作小説を執筆している。ニケによっては読んでおもしろいと感じることもあるようだ。
ちなみにこれらの行動に対して恥ずかしいという自覚を持っている。前述の黙示録を他のニケに拾われた際には時間線を巻き戻してすべてを正しい位置に修正しようとしている。
指揮官を決闘に呼び出した時は打撃仮想化フィールドを展開し必殺技の魔界黒龍波を披露している。選択によっては指揮官がこれに反撃することも可能。
そんな彼女の所属部隊はエリシオンの特殊鎮圧隊であるエクスターナー。
エクスターナーはイレギュラー(異常を起こしたニケ)を武力で鎮圧するのが任務であり、それに特化した特殊な能力を与えられている。エリシオンはその存在を秘密にしており、アーク内の事件に関与しても公的メディアに彼女の名前が出ることはない。
ただし、SNSの利用や彼女たち自身のメディア露出が禁止されているわけではない。行動制限は特殊能力の使用にのみかかっているため、あくまでも対ニケ戦兵器としてのエクスターナー部隊が秘匿対象になっているのだと思われる。
エクスターナー所属のニケに共通する特徴として社会に居場所がないという点があげられる。人間内に根強いニケフォビアの存在やニケを狩るニケという立場から、人間ともニケとも心を通じ合わせることができない。
ギロチンの場合、その対処法がSNSや現実での中二病発言だった。
そんな彼女流の強がりが孤独な運命、「均衡の守護者」の道。
すなわち「エル・テレマ・ソルース」である。
なお、奇怪な言動に反して中身は純粋。ちょっとした肉体的接触で顔を赤くするシーンもある。
めっちゃかわいい。
眼帯の秘密
ギロチンの眼帯は単なるファッションではなく、彼女自身に備えられた機能を隠す役割も果たしている。
彼女に与えられた特殊能力は、右目に備えられている「片翼の魔王 / One-winged dark lord」または「即死の魔眼」と呼ばれる。ギロチン本人の命名であるため能力の正式名称は不明。
これは市民権のない脳を認識し、その機能を停止させる波動を半径1メートル以内に放出するもので、「得体の知れない光線」によってイレギュラーのみをピンポイントで強制停止させることができる。
本編内でも「アイン・ソフ・オウル」という掛け声と共に暴走したニケの攻撃を停止させる場面があるため、能力の適用範囲にはニケの制御下にある武器も含まれるようだ。
ゲーム内での性能
レアリティ | SSR |
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クラス | 火力型 |
コード | 電撃 |
武器 | マシンガン |
バースト段階 | Ⅲ |
手数を重視する近距離型のアタッカーで、特定ヒット数毎にクリティカル確率アップ・クリティカルダメージアップバフを自身に付与する。さらに自身のHPが一定値以下になると減少しているHP量に比例して攻撃力が上昇する。
パッシブスキルの効果にHP減少がついてくるため自然と高火力を出せるようになるが、生存能力が低い点は他のニケによるサポートが必要。またバーストスキルが単体攻撃であるため狙った相手(特にボス)に命中しないことも。
距離適性を含め、運用の際はこれらをどう補うかを考えてあげよう。
ちなみに同僚のメイデンは挑発持ちの近距離アタッカー。こちらも適切なサポートをしてあげないと戦闘不能になりやすい。
エクスターナー所属のニケを運用する場合は指揮官のタク→ティ↘カル↗な思考が求められるということだろう。
武器
専用武装『ロンリーフリーダム』のモデルは、ベルギーの国営造兵廠(後のFNハースタル社)が開発した汎用機関銃『FN_MAG』。
第二次大戦後、連合国諸国の間では、ドイツ国防軍のMG34やMG42といった汎用機関銃によって、甚大な損害を受けた経験から同種の機関銃の装備化が模索され、FNは7.62×51mm弾を用いた汎用機関銃の設計に着手しMAGは開発された。
現在はFN MAGは、80ヶ国以上で採用され、アメリカやイギリス等の国はライセンス生産が行われている。
ギロチンの物は、銃身全体が重厚なヘビーバレルに覆われているので、元モデルの原型が分かりにくくなっている。
銃口付近には精密射撃用のバックアップアイアンサイトを装備。
本銃を携行し易い様にキャリングハンドルとチョーカー・スリングを装着している。
また弾倉は100連ボックスマガジンを装填している。
ちなみに本銃の重量は11kg以上に及び、更にヘビーバレルを装着している分の重さを考えると相当な重量になる。
小柄な体型でこの武装を扱っているのは、流石ニケと言った所だろう。
関連人物
「アイズ・オブ・セイクリッド・トゥルース」を持つ者。
ギロチンの好感度を上げると、孤独を理解し受け止めてくれる「友」として認められ、「メフィスト主義黄金十字団」に勧誘されてサーバント(使用人)となる。恋人以上の関係としては見てくれないらしい。
妄想決闘では展開によってアンリミテッド・ガッデシアム・ワークスやアークスレイブで反撃するなど豊富な想像力(imagination)を誇る。
直属の上司。眼帯を外す際は彼女の許可が必要になる。
エクスターナー部隊のメンタルケアにはかなり気を使っているらしく、任務がない時は彼女たちの好きなように行動させている。
エクスターナー部隊の同僚。
blalblaルームでは互いのSNSでの発言にツッコミをしあったりしている。
ギロチンの中二病コメントについて指揮官に教えた張本人。blablaルームへの招待や妄想決闘の立ち合い・説明なども彼女が行ってくれる。
ギロチンの行動を見世物として楽しんでいる節があり、時々演出をサービスしてくれたりする。さすがテトラのニケである。
- N102(エヌ)
自身の中二病設定に巻き込むシーンがある。その際には「エヌ・ルー・メモリア」として「ギロチン・デ・メフィスト」を慕う彼女に赤面している。かわいい。
関連動画
コスチュームをご紹介 - ダークトレーサー
関連イラスト
関連タグ
勝利の女神:NIKKE ニケ エリシオン エクスターナー 金髪碧眼 黒服 合法ロリ
以下ネタバレ注意
過去
限定イベント『ICE DRAGON SAGA』でギロチンの過去が明かされた。
エクスターナーは最初はギロチン1人だけが所属する部隊だった。彼女は元々普通の喋り方をしており、決して中二病ではなかった。
だが、ある日、人間の少女を襲いかかろうとしたイレギュラー化したニケを右目の能力を使って倒したところ、その少女は「貴様、『即死の魔眼』の所有者か?」と口走った。
その後も謎の用語を喋り、自分を「友」と呼ぶ少女に対して戸惑うギロチンであったが、ひとまず彼女を自宅へ送り届けることにした。
少女の名前はクロエ。彼女は重度の中二病であり、「『即死の魔眼』を持つ者が…『片翼の魔王』を封印せし者が『組織』から我々を救うだろう」と周囲の人間に語っていたが、一切信じてもらえず、それどころか他人に無視されたり、殴られるなどのいじめに遭い、孤独に生きていた。
そんなクロエに同情するギロチンであったが、彼女の身を案じて「『即死の魔眼』や『片翼の魔王』などという話は誰にもしない方がいい」と忠告した。クロエは「いくら友でも、そのようなことを言うとは…!」とショックを受けるが、ギロチンは困った挙げ句に咄嗟に「『組織』に気付かれてしまうので、私がまた話を聞きに来る時まで秘密にしておくように」と言ってしまった。
こうして友人となった二人は、クロエの自宅で頻繁に遊ぶようになった。
1年後、クロエの中二病的思考に合わせるように、ギロチン自身も思考と口調が中二病になっていた。現在のギロチンが中二病になった原因はクロエである。
むしろクロエ以上に中二病を拗らせており、「仮想戦闘フィールド」でギロチンに敵わなくなったため、彼女から「均衡の守護者」の称号を譲られた。
だが、「遊戯の導き手」ことイングリッドを、「緊急の要件」と称して会議をキャンセルさせてまで立会人としてこの場に呼びつけたため怒られた。クロエはイングリッドの殺気を真っ先に感じ「瞬間移動」して一人で逃げていった。
ある日、クロエから「ボリュームと友好関係があるなら彼女からサインを貰えないか?」と頼まれるが、ギロチンは自身の持つ「即死の魔眼」の能力故に他のニケとは馴れ合えないと、自分の孤独な運命を語った。「煉獄を守るケルベロス」こと、エリシオンの最強部隊アブソルートと一緒に戦場で肩を並べたいという願望を持っており、特にベスティーのことは「碧眼の小さな夜叉」と呼んで意識していることを話した。
それを察したクロエは「新たな訓練を始める」と称し、2日間で物語「ホワイトアイスドラゴン伝説」を執筆したノートを準備し、ギロチンと「異世界転生ごっこ」をする。
あくまでも「ごっこ」ではあるが、異世界で他のニケ達と冒険できることをギロチンは楽しんでいた。
そして時は流れ、異世界での冒険は「ホワイトアイスドラゴンと戦うべく魔王城の前まで来た」というところまで進んだ。この日はクロエが大きな「転送陣」を書くため、彼女の自宅を出てアークの広場へ出ていた。
そこへイングリッドから、イレギュラー化した量産型ニケを討伐するよう連絡が入り、クロエに安全な場所に隠れるように告げてその場から離れた。
ギロチンはターゲットの量産型ニケと会敵するが、彼女は「私はあなたと同じで命令された通りに動いているだけ、私の意志なんて関係ない、ただのニケなのに、どうして処分されないといけないんですか?」と言い分を話し、処分に躊躇して見逃してしまった。その結果、この量産型ニケは街中で銃を乱射。市民8人が死亡、約20人が重傷を負う惨事となってしまう。
その被害者の中にクロエがいた。彼女は避難時にノート「ホワイトアイスドラゴン伝説」を広場に忘れてしまい、それを取りに行った時に事件に巻き込まれた。死には至らなかったが、意識不明の重体となってしまう。
この事件でギロチンは、エクスターナーとしての任務をこなせなかったこと、そのせいでクロエという友を失ったことがトラウマとなった。
イングリッドは慰めの言葉をかけつつ、帰るようにギロチンに話した。だがギロチンは「我には帰る場所がない」と繰り返し口にしていたが、イングリッドから「前に進め」と叱咤激励される。
この事件で中央政府の上層部は、ギロチンにバックアップが必要と判断し、エクスターナーにメイデンが追加で配属された。
メイデンと仲良くしようにも、中二病的言動から彼女に避けられてしまい、その関係は上手くいかなかった。
だが、ギロチンはメイデンを友として認めていた。メイデンも本心では、心の奥で孤独の痛みを隠すギロチンに共感する部分があったが、自分の情けない姿を重ねずにはいられず、故に彼女のことが「嫌い」だったと吐露している。
メガニケ世界に存在するMMORPG『ファイナル・クエストオンライン』(通称:ファイクエ)をメイデンがプレイしていることを知ったギロチンは、自分もファイクエを始めてメイデンと一緒にパーティを組もうとしたが、「もう誰ともパーティは組まない」と断られてしまった。
限定イベント『ICE DRAGON SAGA』に登場する、ギロチンのシミュレーション世界は、そうした彼女の過去の経験から創られたものである。