エリュシオン(ソウルキャリバー)
れいけんのけしんえりゅしおん
『V』で登場する霊剣ソウルキャリバーの意識体。当時の新しい宿主であるパトロクロス・アレクサンドルの亡き母への想いに合わせて、ソフィーティア・アレクサンドルと同じ顔と声になった。
霊剣ソウルキャリバーの意識体だけに、表向の使命が邪剣ソウルエッジとその眷属イヴィルを滅ぼす。ここまでは普通の「純粋な正義の剣」だったが…
実際には「正義」や「秩序」のもとに全人類が彼女(?)に支配される、いわゆるディストピア的な世界こそが理想だと考えており、その非道さはソウルエッジと変わりなく、目的のためには手段を選ばない(『IV』以降の双剣は同一存在として設定された為。事実ジークフリートを見限りツヴァイハンダー型から剣と盾にその姿を変えている。また、「エリュシオン」という名前は、ギリシャ神話の中で、神々に祝福された英雄たちが死後に暮らしていると語られる楽園の名である)。
それ故、使命達成のために宿主を平然と洗脳するわ(パトロ最大の汚名はこいつのせい)、宿主と世界を結晶化するわ、「2周目」でパトロを洗脳できないと気付いたら異空間で即見捨てる…等非常に危険極まりない。
しかもソウルエッジの対抗手段としての役割は事実であり、逆にそのことだけが人々の間で語られてきた上に、ソウルキャリバーの本性を完全に把握した人物やその危険性を知っている人物は『V』の物語が始める前に行方不明……と、状況はソウルエッジ以上に性質が悪い。
IVでは「ソウルキャリバーはソウルエッジの欠片をもとに造り出した」と言う設定もあり、思想が極端になってしまったのはこのせいなのではなかろうか…。
最期は本当の意味に成長されたパトロに倒され、残された霊剣と邪剣も生還したアレクサンドル姉弟の手で破壊された。
女性流派限定のコピーキャラだが、クリティカルエッジはエリュシオン専用の画面全体攻撃で、ピュラΩの流派になると一部の技がソフィーティア時代モーションになり強化される。