概要
2005年3月17日にコナミよりPS2用に販売されたレースゲーム(ドライブシミュレーター)。
車の挙動は徹底してリアルにこだわっており、特に荷重に関しては他の追随を許さぬレベルである。車種ごとの再現性も高く、古い車にはちゃんと販売当時のレベルのタイヤが履かせてあったり、且つ速度やエンジンの回転数によって変化する特性やエンジン音に於いてもそれぞれに再現されている。
あまりにリアルであるため初心者お断りレベルの難易度ではあるが、VGSという荷重が可視化された機能を用いて自車の安定するレベルを見出せれば、自ずと扱えるようになってくると思われる(そこは人によるが)。
挙動・サウンド共に、同じくドライビングシミュレーターを謳っているグランツーリスモよりもリアルな出来であり、また一般公道を模したコースの情感ある描出や、RV車などのファミリーカーを運転できるなど遊び心もあってグランツーリスモとの差別化も図られた作品ではあったものの、先述通り初心者お断りレベルのそれは一般ユーザーには受けが悪く、また宣伝力も及んでいなかったため存在を知らなかった人も多い。何より、この販売の3カ月半前である2004年12月28日に「グランツーリスモ4」が発売されており、時期的にも後塵を拝してしまったと言える。
続編も作られることは無かったが、未だ高く評価するコアなファンは少なくない。