オオヅル
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おおづる
鳥綱ツル目ツル科ツル属の鳥類の一種。
かつては東南アジアを中心に広く分布していたが、現在はIUCNの絶滅危惧Ⅱ類に指定されており、絶滅した亜種もいる。
全身淡灰色の羽毛で被われ、頭部から頸部上部にかけては羽毛がなく赤い皮膚が露出し、足も赤みを帯びている。頭頂は灰緑色。虹彩は赤い。
草原、湿原、河川、農耕地に生息し、雑食性だが動物食を好み、魚、甲殻類、カエル、トカゲ、バッタ、種子、果実などを餌とする。
つがいか家族群を形成して暮らす。
インドでは7~10月に塚のような巣を作って2個の卵を産み、雌雄交代で抱卵する。
- シロエリオオヅル
インド北部からパキスタンに分布する。
全長180cm、体重13kg、翼開長280cmに達し、ツル科では最大。
日本の動物園では本亜種のみが飼育されている。
- ヒガシオオヅル
インド北東部から東南アジアに分布する。
- オーストラリアオオヅル
オーストラリア北部に分布する。
- ルソンオオヅル
かつてフィリピンやマレーシアに生息していたが、現在では絶滅している。
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