あらすじ
ある日、同じく“エリート志向”の塾仲間と歩いていた風間くんは、ウンチの被り物をしたしんのすけと出会ってしまう。
「風間くんこんな子と友達なの!?」と問い詰めるエリートな友達に、風間くんは「まさか!友達なんかじゃない!」と突き放すと、しんのすけは顔を赤らめ「そう、友達なんかじゃない。オラたちはそれ以上の関係だもんね」と照れると、風間くんもつられて「そう、ぼくらはお互いの体のほくろの数まで知り尽くして…いるわけないだろ!!!」と自らノリツッコミしてしまう。エリートな友達はしんのすけに「風間くんにつきまとうのはやめなさいよ!風間くんはね、あなたみたいな下品な子と違って、名門私立小学校へ行くエリートなのよ!」と風間くんをかばう。風間くんもそれにつられて「本当に下品で参るよ!」としんのすけに冷たい態度を取ってしまう。
その日の夜、勉強の合間に5個のプリンを夜食として食べてしまったことが仇となって腹痛を起こし、実力テストでも普段の実力を発揮できないまま、いつもの成績上位から転落してしまう。
そのせいでエリートな友達からも「いつも成績上位の君があんなひどい順位になるなんて、正直がっかりよ!」「どうやら君は、ぼくたちと住む世界が違うようだ。今後一切、ぼくらに話しかけないでくれよ」と見放されてしまう。さらに悪いことには会話中に激しい腹痛が襲来し、風間くんはエリートな友達の前でウンコを漏らしてしまう。「うわー漏らしたぞ!」「信じられない、行きましょう!」とドン引きされて一目散に逃げ出してしまい、絶望する風間くん。
漏らしたまま家へ帰る途中の風間くんは、買い物途中のしんのすけとみさえに出会う。匂いで風間くんがお漏らししたことに気づいたにもかかわらず、しんのすけとみさえは何も指摘せずに家へ招き入れ、お風呂へ入れてあげて、服を貸してあげる。
その優しさに風間くんは先日ひどい態度をとったことを謝罪し「明日ボクとドッジボールしてくれる?」と、提案する。しかし、しんのすけは意外にも「やだ」と拒否。関係が修復できないと思い傷つく風間くんに、しんのすけは「オラ、サッカーがいい」とお茶目な返しをして、その次のシーンでサッカーをする二人の風景と共に、風間くんがしんのすけを「僕の友達は心がエリートです」と称していた。