オーラベッシュ
おーらべっしゅ
オーラベッシュとは映画「STARWARS」シリーズの作中世界において使用されている架空文字の一種。作中世界で話されている銀河共通言語銀河ベーシック標準語(早い話が作中世界において話されている英語)を書き表すため用いられた文字である。名前は英語アルファベットのAとBにあたるオーレクとベッシュに由来する。
基本的には英語のアルファベット表記に準じる。ただし、アルファベットにはない8つの合成音(thやshなど)にも専用の文字があてがわれているので、文字の種類は全34種+数字10種。
文法も英語に即しており、基本的に直訳すればそのまま英文となる。
例えば、この画像に表記されているオーラベッシュを対応表(後述)に則ってアルファベットに置き換えると以下の通りになる
ATTENTION! Techical readouts contained in this transmission have been rated TOP SECRET.
注意!この通信に含まれている技術的内容は最高機密に指定されています。
- アルファベットとの対応は以下の通り。
- なお数字と記号は以下の通り
...と思ったあなたは鋭い。
実は劇中においてこのオーラベッシュは常に使われているわけではない。正確にいうと、旧三部作においては普通に英語のアルファベットが使われている(Xウィングに備え付けられたアストロメク・ドロイド用の翻訳機の表示など)。これはオーラベッシュ表記の設定自体新三部作で新たに作られたものであるため。新三部作発表後に作成された旧三部作特別編ではオーラベッシュ表記に改められていることもある。
もう一つの架空文字
とはいえ、新三部作においても作中世界において全てがオーラベッシュ表記になっているわけではない。例えば、スターウォーズ世界におけるプロパガンダ素材や宣伝資料をまとめたStar Wars Propaganda: A History of Persuasive Art in the Galaxyではオーラベッシュ表記のものに混じって普通の英語アルファベット表記のものも存在している。これは翻訳し忘れたわけではなく、作中世界における表記そのまま。実は、スターウォーズの作中世界でも英語アルファベットはハイ・ギャラクティックという名前で存在している設定なのである。まあ、そうでもしないとエズラ・ブリッジャーの日記として出版された本とか全編訳のわからない架空文字にしなきゃいけなくなるとか、Xウィングのようにアルファベットの形が名称の由来となる戦闘機が作中に存在しているという設定と矛盾してしまうといった事情による止むを得ない措置だったのだろう。