概要
辺境の星ロザル出身の男性で種族は人間。『STAR WARS』のCGアニメシリーズの一つ『反乱者たち』の主人公。
ジェダイパダワンで〈ゴースト・チーム〉の一員。コードネームは「スペクター6」。
日本語吹き替え版の声優は野島健児。
経歴
シーヴ・パルパティーンが銀河共和国の銀河帝国への移行を宣言したその日(「帝国の日」という記念日とされている)に生まれる。
少年期に両親が帝国への反乱煽動行為で投獄されたため一人で生きていかなければならず、窃盗や詐欺で生計を立てていた。ある日、ヘラ・シンドゥーラ、元ジェダイのケイナン・ジャラスら〈ゴースト・チーム〉が帝国軍からコンテナを盗み出す場面に遭遇し、中身を知らずに窃盗団から荷物を横取りした。しかし、その結果帝国軍から命を狙われる立場となり、自分を振り切った力量などに関心を示したケイナン達に匿われ、以後共に帝国への反乱活動に身を投じることになる。やがてフォース感知者の片鱗を見せるようになると、ケイナンのパダワンとしてジェダイの修行を積み始める。
そしてストームトルーパー候補を訓練するアカデミーに潜入してスパイ活動をしたり、ロザルの通信施設をジャックし、この惑星と周辺宙域の人々に向けて帝国への反乱を呼びかける演説放送を発信する等の活動を行う。これらの功績によりロザルの反乱組織はケイナンと同じくジェダイの虐殺を生き延びた1人であるアソーカ・タノや、ベイル・オーガナ等帝国の圧政に密かに反対する一部元老院議員達の主導による、より広範囲の反乱組織への支援活動に加わり、後の反乱同盟軍結成へ向けて大きな貢献を果たした。しかしその一方、エズラの放送に勇気づけられた彼の両親が監獄でも反乱を煽動して多くの人々を脱獄させたため、帝国軍に殺害された事を後に知る事となった。
一度は元シス卿のモールの誘惑によって暗黒面へと引きずり込まれかけるが、ケイナン達との絆によってこれを跳ね除ける。ロザル宙域に赴任したスローン大提督との戦いの中、仲間を守るためケイナンが犠牲となると、ケイナンの意志を引き継ぎチームの中核として活躍。自身の両親が目指したロザルからの帝国軍追放を達成した。だが、エズラ本人はスローンを道連れにする形でハイパースペースの彼方へ飛び立ち消息不明となる。
人物
当初は軽はずみな言動が目立ち、仲間たちからも厄介者扱いされる場面も多かったが、帝国との戦いとジェダイの修行の中で飛躍的に成長し、〈ゴースト・チーム〉の仲間とは家族同然の絆で結ばれるようになる。仲間の一人サビーヌ・レンに初対面から好意を寄せており、事あるごとに気を惹こうとしては軽くあしらわれている。
大尋問官との戦いで左頬に傷痕が残っている。
物語開始時は耳が隠れる程度の長さの髪であったが、ダース・ベイダーとの戦いの後に短くした。
ジェダイとしての訓練を受ける以前はエネルギー弾を発射するスリングショットを愛用。
初めて自作したライトセーバーの光刃は青であり、エネルギー弾の発射機能が備えられていた。
1本目のライトセーバーはベイダーとの戦いで破壊され、2本目のライトセーバーの光刃は緑にしている。こちらにエネルギー弾発射機能はなく、別にブラスターピストルを使用することもある。
関連項目
ケイナン・ジャラス ヘラ・シンドゥーラ サビーヌ・レン ガラゼブ・オレリオス チョッパー
生存説(?)
EP9『スカイウォーカーの夜明け』内のとある重要なシーン(ネタバレを避ける為詳細は割愛)にて主人公レイに、フォースゴーストとなった今は亡き歴代のジェダイ達が次々と語り掛け激励する場面があるのだが、それらの声には実写映画登場のジェダイ達のものは当然として、『反乱者たち』登場のエズラの師ケイナン、更にはこの段階でまだ死亡した描写の無いアソーカのもの(つまりEP9の段階で既に彼女は故人である事を意味する)まで確認出来る。…
…しかし、スピンオフアニメとは言えれっきとした正史の一部の、まがりなりにも主人公である筈のエズラの声だけは結局確認されなかった。
勿論この激励の輪に彼が参加しなかった(あるいは参加出来なかった)理由などいくらでも考えられるのが実状ではあるのだが、やはり『死亡してフォースと一体化した形で登場しなかった理由』として誰もが最初に思い付くのは『そもそもこの段階で彼はまだ死亡しておらず何処かにて存命だから』であるに他ならない。
ルークとほぼタメ歳であるからに本当にこの時点でエズラが存命であっても相当に年齢を重ねてるであろう事は確実なものの、この事実が今後のスピンオフ展開にて彼が再登場する事への布石・伏線であるものと期待を込めて予想しているファンは非常に多い。
果たして………?
ここからはネタバレ注意!!
「反乱者たち」Final seasonは「エズラはきっとどこかで生きている」「なら、家に連れ戻さなきゃ」と決意を新たにしたサビーヌがアソーカと共に旅立つシーンで終わる。
その後、作中・現実世界問わず「エズラ生存説」は唱えられていたわけだが...
スピンオフドラマ『スターウォーズアソーカ』にて、作中ではスローンが生きているかもしれないと言う憶測が出始めており、「ならば一緒に彼方へと消えたエズラも生き残っているのでは?」とファンが色めき立つことに。
そしてEpisode6。
遂にエズラが登場した。
彼とスローンは宇宙鯨「パーギル」に手で、彼らの「墓場」である別銀河の惑星ペリディアに飛ばされていた。惑星到着後はスローンの手から逃れ、現地の遊牧民"ノティ"と共に生活していた。この遊牧民は平和を愛する非好戦的種族であるため、基本的にエズラは自ら戦うことはなかった様子。
そして、ペリディアに飛ばされてから約11年の間に立派な顎鬚を蓄え、見事髭もじゃに。
その姿は、彼の亡き父親にそっくりであり、そのことを感慨深く思うファンも多かった。