概要
マルガリータの夫であり、エルフェゴートのトラゲイを治める侯爵。
彼の一族は元々マーロン王家の分家だったが、プリム皇太后の策略でエルフェゴートに追いやられ、その後のリリアンヌが施行した「緑狩り令」で当時のトラゲイ領主だったフェリクス伯爵が失脚し、その代わりについた。
マルガリータとの馴れ初めは幼い頃からで、そのときの彼女に木で作られた指輪を渡し結婚を誓い合った。
それから時が流れブランケンハイム家とフェリクス家との政略結婚で夫婦となるが、幼い頃にした彼女との婚約の誓いを忘れていた。
また彼は女好きと浪費癖があり、マルガリータがいながら家に愛人を何人も連れ込み、フェリクス家の財産で高額な物を買うなど好き勝手に使っていた。
政略結婚である故かマルガリータを愛してはおらず、それどころか彼女の「眠れない体質」を不気味がりそれが更に拍車をかけた。
(マルガリータの独白では彼の女好きに対して、幼い頃に誓った婚約は自分以外の者にしていた可能性があると推測している)
裏の顔を持っており、犯罪組織ペールノエルのメンバーの1人で「二番目のディーラー」だが、トラゲイで開かれていた裏市場の利益を勝手に独占していたことでボスの「一番目のサンタクロース」であるジュリアに目をつけられ、マルガリータに眠り薬だと渡された毒薬『gift』を服役したことで始末された。
ちなみにマルガリータは彼が裏でしていたことを全く知らなかった模様。
また憤怒の器『グリムジエンド』の持ち主だったが、イリーナが彼をペールノエルに引き入れたことで手に入れた。