CV:本渡楓(CR緋弾のアリアII)
概要
テロリスト集団魔女連隊の9代目連隊長を務めるドイツ系フランス人の少女で、「厄水の魔女」と呼ばれている。かつてイ・ウーにも在籍していたが、魔女連隊に帰隊するため自ら中退した。二つ名の通り、「厄水行」と呼ばれる魔術で水を自在に操ることができる。普段は、フォレ・ノワール女学院というお嬢様学校の生徒でそこで勉強している。
バチカンのメーヤとは敵対関係で、宣戦会議では彼女と仲間になることを拒み、真っ先に眷属への所属を宣言した程。
女学院のあるストラスブールは元々ドイツの土地で、そこにカツェの祖先はドイツのために命懸けに戦った。しかし大戦後はフランスの所有地になり、戦魔女はフランスで迫害されるようになった。カツェもその子孫というだけで、髪を切られる、店を追い出されるというイジメにあい、女学院でもそれが原因で一人ぼっちだった。そんな時に魔女連隊のリーダーであるイヴェリタが手を差し伸べてくれたことで、魔女連隊の一員になったという過去がある。
携帯している武器は金メッキが施されたルガーP08と、装飾が施された短剣。他にはエドガーという名前の烏を使い魔としている。
容姿
黒髪のおかっぱ頭に軍服、ベルベットのローブを羽織り黒のとんがり帽子を被っているその姿は、まさに典型的な魔女そのもの。右目には旧ナチス・ドイツのハーケンクロイツのマークが付いている臙脂色の眼帯をしている。
学生の時はフォレ・ノワール女学院の制服を着ており、眼帯も花柄に変わっている。
性格
普段は勝気な言動に加え非常に好戦的な性格で、宣戦会議ではメーヤが激昂するとわかりながら、わざと彼女を挑発して大騒ぎを引き起こした。また、藍幇に対する見せしめとして、ハイジャックした石油タンカーで香港を破壊しようとするなど、敵対者に対しては冷酷な面を見せる。
一方で、自分に手を差し伸べてくれたイヴェリタや自分を助けてくれたキンジには感謝の気持ちを抱きたり、連隊の後輩魔女に対する思いやりがあるなど、義理人情に厚い一面がある。
作中での活躍
宣戦会議ではメーヤと仲間になることを拒み「眷属」に所属することを表明する。その後、アリアの殻金七星をヒルダから渡され、姿を晦ました。
その後は14巻の最後に再登場。藍幇がバスカービルに敗北したのを見て香港ごと殲滅するためにタンカー「シーマ・ハリ号」をジャックしてバスカービルに宣戦布告した。
年明けにフランスにてキンジと戦うが、成り行きで彼に救われる形になり、彼に惚れた。そして、彼を自身の使い魔にして「眷属」に引き込もうとしており、戦役が停戦した後もそれを諦めていない。
第1回イ・ウー同窓会には出席し、そこでキンジ達と再会。その後は新たな敵であるNの打倒のためにキンジに協力する意志を見せた。
その後は33巻でイヴェリタと共に久々の登場。かつての魔女連隊の創設時のメンバーであったラプンツェルの暴走を止めるべく、キンジや雪花に協力した。
余談
作者のTwitterによると、作者が最も古くから名前を考えていたのは彼女だった。そのためか、作中で少々優遇されてる。