カミフォウ
かみふぉう
エゥーゴ所属のカミーユ・ビダンとティターンズ所属のフォウ・ムラサメ、この二人が初めて会ったのはニューホンコンでの戦闘であった。
この時はまだお互いを知らなかったが、戦闘後に2人は出会い心を通わせていく。
フォウは自分の名前、ムラサメ研究所の被験体4号という意味の、この名前が嫌いであることや過去の記憶を求めている事、カミーユも自分の名前にコンプレックスを持っている事を打ち明ける。
しかしこの後の戦いの中で説得しようとするが、両親のいるカミーユには分からないと否定された。
ベン・ウッダーのスードリ特攻での戦いにおいてもカミーユはフォウを説得する。
自分の両親はティターンズに殺された事や自分が男としての証明を手に入れたかった事を打ち明けた、そしてフォウはカミーユにカミーユという名前は好きかと訊く、カミーユは自分の名前だからと受け入れた。
その後、カミーユをアーガマへ送り届けるためにフォウはスードリに搭載されたシャトル用のブースターを使おうとする。
しかしアウドムラへの止めに取っておいたこのブースターを使わせまいとするベン・ウッダーに銃で撃たれ瀕死の傷を負い、フォウはスードリの爆発の中へと消えていった。
そこで死んだかに思われていたが、キリマンジャロ基地への攻撃に際して生きている事が明かされた。
以前と変わらずに安堵するカミーユ、しかし2度目の戦闘では完全にサイコガンダムに取り込まれてしまっていた。
最後にはフォウは自我を取り戻したが、ジェリド・メサのバイアランから庇うために盾になり戦死した。
これを見ていたアムロ・レイは「人は同じ過ちを繰り返す」と苦く語った。
この事がカミーユの心に大きな傷を残し、クワトロ・バジーナがシャア・アズナブルとしてダカールの連邦議会で演説をする決意をさせた。
劇場版2作目の恋人たちでは、フォウはベン・ウッダーに撃たれて死亡していることが明確になっているため、キリマンジャロの再会はカットされている。
またカミーユがフォウに両親が殺されたと打ち明けたところはファ・ユイリィによく注意されていたとファへの意識を思わせる風に変更されている。