概要
今作の主人公であるカムイとその臣下であるフローラの組み合わせ。
カムフェリ、ジョカムも「主人公×その臣下」という意味で同じ立ち位置にあたる。
しかしこれら2つとは違い、全ルートでは成立できず、彼女が仲間になる暗夜王国編か透魔王国編で成立できる。
更に言うと2人とも暗夜王ガロンに連れ去られた者同士である。(勿論フェリシアにも言えることだが・・・)
支援会話の内容はカムイが男性か女性かで大きく違う。
その点はもう一人の臣下であるギュンターも同じ。
ここではカムイが男性の時のフローラとの会話内容をおおまかにまとめる。
支援会話C~B
支援C
フェリシアとジョーカーに代わり、カムイの世話をすることになったフローラ。
まず、カムイの髪型を直す。
次にカムイの服についていた葉っぱをとる。
さらに足も拭く。
真面目な彼女にカムイは「ジョーカーやフェリシアとはまた違ったタイプのメイドだよね。」とコメントする。
それに対しフローラはお礼を言うが、すぐ「あ、肩に埃が。」と埃を取るのであった。
支援B
別の日にカムイが見たのはしゃがみこんでいたフローラの姿だった。
相談に乗ると言ってくれたカムイにフローラは自身の悩みを話した。
フローラは優しく気配りもでき、様々な業務をこなす優秀なメイドである。
しかし、優秀なメイドであろうとする自分自身に疲れていたのだった。
そんな彼女にカムイは「優秀なメイドにも悩みがあるなんて人間らしくていい」、「親近感を覚える」、「何も考えずにぐっすり眠るんだ。」と言った。
この言葉がフローラにとって意味の大きい言葉になるのだった。
そして、休む前にカムイの髪型を直そうとするも「今日は終わりだ。」と、すぐに断られ、
しぶしぶ了承するフローラであった。
支援会話A~S
支援A
カムイからもらったアドバイスの通りに何も考えずに眠った結果、フローラは元気を取り戻した。
そんな彼女に「フローラが元気になったのならじゅうぶんだ」と言うカムイ。
そんなカムイの優しさに感激したフローラは思わず吹雪を起こす。
気分が昂ったフローラは吹雪の寒さを利用して、なんとか心を落ち着かせる。
その間のカムイは寒さで危ない状態になりかけたわけだが。
その後、メイドじゃなくて素顔の部分をもっと見せてほしいと言うカムイに、フローラはお礼を言い、彼に今後も目一杯仕えると決めた。
支援S
話したいことがあるとカムイに呼ばれたフローラはいつものようにカムイの髪型を直したり、マントについたゴミを取る。
お話とは何かと尋ねたフローラに対し、カムイは「メイドをもうやめてほしい」と言った。
クビを宣告された(とカンチガイした)フローラは当然大きなショックを受ける。
あまりのショックに「メイドをやめたら生きている意味がない」と言い、吹雪を起こす。
しかし、カムイが言いたかったのはフローラへのクビ宣告ではなく、メイドではなく奥さんとしてそばにいてほしいというフローラへのプロポーズなのであった。
その証である指輪を見たフローラはあまりの嬉しさと感激で再び吹雪を起こした。
吹雪を起こしながらもカムイの告白を喜んで承諾した。
どんどん強くなる吹雪に意識が朦朧としかけるも、幸せな気分に浸るカムイ。
フローラ自身もまた、幸せな気分に満たされ、こうして二人はめでたく結ばれるのであった。
絆の暗夜祭
フローラは同僚のジョーカーにひそかに想いを寄せており、ゲーム本編ではジョーカーとの支援は残念ながらないものの、DLCの絆の暗夜祭では2人の会話が準備されている。
だが、この2人の会話はフローラがカムイと結婚している場合でも、あるいはジョーカーが他の女性と結婚している場合でも何の変化もなく発生する。
本来なら、ニヤニヤ必至な展開になるのだが、フローラがカムイと結婚していると、なにか複雑な気分になる・・・かもしれない。
結婚後のマイキャッスル&マイルームでは
結婚後もマイキャッスル内のフローラは今までと変わらず接してくれるが、カムイに対する呼び方がジョーカーとフェリシアと同じく「カムイ様」から「カムイさん」へと変わる。
かつてジョーカーに想いを寄せていたフローラだが、結婚後のマイルームでは一途に好意を向けてくれる。
さらにマイルーム帰宅時に「二人きりだと・・・甘えたくなってしまいます・・・」と甘えんぼさんな一面を見せたり、撫でている最中に「今夜も隣で、眠って下さいますか・・・?」とおねだりしたり、撫で終えた時に「近くに来てください」と自分からキスを誘ったりと、ストーリー本編や支援会話でも見られない彼女のかわいらしい素顔もたくさん見せてくれる。
他にも、最初の♪マークが顔にない場合に顔を撫でると「ずっと、幸せになりたかったんです・・・」や「私には、あなただけです・・・」などのセリフを見られる。どちらのセリフもかなり切実であるため、心に深く来るものがあるだろう・・・
そしてフローラは軍の中で一番『嫉妬心が強い』。
そんな彼女の一面は結婚後のパルレでも現れる。
最初の♪マークが顔にあった場合に顔を撫でると「フェリシアよりも、私の方が好きですか・・・?」と聞いてくる。
さらに顔を撫でると「私、こう見えて嫉妬深い女なんですよ・・・?」と告白する。
まあ、フローラと結婚する予定でも、普通にストーリーを進めていたら大抵、フローラがカムイたちの軍に合流するよりもかなり前に支援レベル表で、カムイとフェリシアがとっくに支援S点灯しているからフローラが嫉妬するのも無理もないのかもしれない。
ユニット面でのカンナへの影響
フローラがカムイと結婚すると、二人の娘であるカンナが生まれる。
カンナの髪色はフローラと同じ水色であり、(アクアやベルカが母親の時のカンナと髪色がそっくりで意外と判別が難しい。)カムイのキャラ設定で選んだ素質と、ロッドナイト素質が渡される。
なおフローラはマーシナリーとダークマージの素質も持っているが、これらの素質はカンナには継承できないので、フローラのスキルを継承させるなら、彼女を育てる余裕があればロッドナイト系統以外のスキルが望ましい。
太陽、斧殺し、技の叫び、暗器殺し、魔力封じ、生命吸収、復讐、弓殺しと候補が多いので、
プレイヤーのお好みで決めるといいだろう。
ちなみに上記の「加入当初の兵種以外にもう2つの素質を持っている」ことはフローラ以外のカムイとしか結婚できないユニットにも言えることなので、カムイがそのユニットと結婚する場合、継承するスキルを選ぶ時はよく考えること。
フローラのパラメータ補正は下記のように物理寄りのバランス型となっており、フローラ自身が
力と技が他の部分よりも伸びやすいキャラになっているので、その傾向はカンナにも受け継がれる。
力:+1 魔力:-1 技:+2 速さ:0
幸運:-1 守備:+1 魔防:-1
絆の白夜祭とキャッスル内の会話
親子の会話を楽しめるDLCシナリオの絆の白夜祭。
もちろんフローラとカンナの親子会話も準備されている。
なお、この会話だけフローラの話し方が普段の丁寧口調ではなく、フェリシアやジョーカーが相手の時の話し方になっており、カンナもフローラに似てきたのか一人称が「あたし」ではなく、「私」になっている。(ちなみに絆の白夜祭の親子会話で、カンナの一人称が「私」になる母親は白夜側にも二人いるらしい。)
軍内の仲間たちのお世話をしていたフローラとカンナ。
しかし、カンナは「気疲れがすごいよぅ・・・」と疲れこんでしまっていた。
その原因が、自分の世話好きな一面と気配りに余念のない完璧主義な一面が、娘のカンナに受け継がれてしまっていたとフローラは考えていた。
一方、疲れながらも楽しみながら仲間の世話をしていたカンナは、カムイが『「カンナ、毎日よくかんばってるね」、「みんな、すごく感謝してるよ」』と言ってくれたことをフローラに伝える。
それを聞いたフローラは「さすがカムイさん。」と嬉しそうにしながら、カムイと結婚するまでの過程をカンナに話す。
簡単に言えば、カムイとフローラの支援会話のB~Aのフローラ視点である。
かつてフローラも、目の前にいるカンナのように疲れてしゃがみこんでいた時があった。
そんなときにカムイはフローラの相談に乗ってくれ、その時にカムイに言われた言葉をカンナに伝える。
そして、「そう言うカムイさんの目はとても優しくて・・・愛情に満ちていたわ・・・」と顔を赤くする。 かわいい。
カンナも「わー、素敵!!」と顔を赤くして感激する。 親子そろってかわいい。
その後、フローラとカンナは賊を倒した後、神社の境内のどこかで二人でお昼寝をしようと約束したのであった。
会話の内容を見るに、支援会話Bが終わった時点でフローラはカムイのことを好きになり始めていたことが窺える。
マイキャッスル内での親子会話でも、フローラはカンナの母親になり、一緒にいられることが幸せのようだ。
カンナに欲しいものがないかと聞かれたら「欲しいものはないけれど、久しぶりに故郷に帰りたい」と言う。
元々フローラはフェリシアと共に氷の部族の村であるフリージアから人質として暗夜王国に連れられてきたため、そう思うのも無理はないだろう。
実際、エピローグでフローラが独身の場合は戦いが終わった後にフリージアに戻り、父の後を継いで氷の部族の族長になる。
しかし、フローラがカムイと結婚した場合はフリージアに戻らず、カムイと生涯を共にすることを選ぶ。(結婚の報告など、何かしらの理由で一度フリージアに戻ってからカムイについていく道を選んだ可能性は十分考えられるが。)
余談
2018年1月22日に開催された、ファイアーエムブレムヒーローズの第2回英雄総選挙。
その最終結果で男のカムイが84位で、フローラは85位だった。 *仲良しですね。*
ちなみに83位は炎の部族であるリンカ。
いわゆるメドローア状態(??)であった。