「ブラック・アウトとは・・・黒岩省吾がダークパワーによって、暗黒騎士ガウザーに変身する現象である――」
CV:小川敦志
概要
「暗黒騎士」の異名を持つ、鎧武者を思わせる出で立ちの戦士。本作の登場人物の一人・黒岩省吾の、ダークザイドとしての本来の姿でもある。
「ブラック・アウト!」の掛け声とともに、人間としての姿から真の姿へと変身・・・というよりは擬態を解いた姿で、その実力は同じダークザイドの「聖幹部」の一角・闇将軍ザンダーとも互角という強豪中の強豪でもある。戦闘に際しては日本刀型の剣を振るい、正々堂々とした戦いを好む。
それ故に、例え同胞であろうとも種族の戒律を破った者や、卑怯な手段を取る者は容赦なくこれを始末する。また高い実力の持ち主であると同時に、相手の力量を的確に推し量れるだけの洞察力も持ち合わせており、とある理由から怒りに燃え、普段以上のパワーを発揮したシャンゼリオンを相手に回した際には、「今のお前と戦って勝てる自信はない」と潔く撤退に及んでもいる。
作中では因縁の相手の一人として、初登場時以来シャンゼリオンと幾度となく干戈を交えているが、自身の野望の思わぬ形での頓挫に伴い、その因縁に決着をつけることは遂に叶わなかった。
備考
デザインは篠原保が担当。結果的に第1クール終盤まで先伸ばしにされたとはいえ、元々は物語の最初期からの登場が予定されていたことから、他の「聖幹部」と共にデザインが起こされていたもので、黒を基調としたザンダー達とは一線を画す存在として「青」がメインカラーとされ、その青についても「旧1号のヘルメットの色」と指定されている。
また、ザンダーと同じ鎧の戦士としつつ、日本の鎧武者のイメージを全面に押し出して差別化を図るとともに、その鎧にも鱗状の意匠を入れたりなどすることで魚系のイメージを付加している。