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概要

 ガッサーM1870とは、1870年に二重帝国ことオーストリア=ハンガリー帝国のレオポルド・ガッサーが開発した軍用リボルバーである。

 元々ライフル弾として開発された弾薬、その装薬量を減らした弾を使う黒色火薬時代の最強の拳銃であり、二重帝国の騎兵や後方部隊に採用され、その威力から第一次世界大戦時には歩兵達にも愛用された。

 ちなみに弾丸の大きさではもっと大きいものがあるが、装薬量を合わせるとこちらのほうが高威力である。

バリエーション

ガッサーM1870

ソリッドフレーム式の初期型。ダブルアクション/シングルアクション両用だが、初期も初期はダブルアクションオンリーだった。

ガッサーM1873

派生型。スイングアウト式になり、装弾数が5発になり、弾薬がさらに装薬量の減らされた11.2x29.5mm弾になった。

ガッサーM1870/74

改良型。耐久性の問題で事故を起こしたため、スチール製のフレームの採用と取り付けネジやエジェクターロッドの設計変更が成された。

ガッサー・クロパチェクM1876

改良型。アルフレッド・クロパチェクが主導して重量軽減のために小型化され、弾薬も小型の9x26R弾を使用する。

ガッサー・モンテネグロM1870/74

モンテネグロの独自改良型。弾薬をそのままにスイングアウト式5発にした、M1870とM1873の間の子のような構造をしている。

ガッサー・モンテネグロM1880

モンテネグロの改良型。トップブレイク式になり部品数が少なくなっている。しかし正式採用にはならなかった。

フィクションでの使用

BF1 - 第一次世界大戦を題材にしたPvPメインのFPS。兵科:突撃兵のサイドアームとして使用可能。

isonzo - 第一次世界大戦のイタリア戦線を題材にしたFPS。二重帝国の兵士が使用できる。

性能

※M1870のデータ

全長375mm
銃身長235mm
重量1.3kg
使用弾薬11mmモンテネグロ弾(11.3×36mmR)
装弾数6
口径44口径

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