解説
CV:楠大典
シアを陰で操っていた真の黒幕としての登場。
何気に「ガノンドロフ」としてはトワプリ以来の登場である(それ以後だとスマブラへの出演のみ)。
大昔に魂を四つに分けられ、三つは異世界に、一つはマスターソードに封印されていた。だが思念体となって復活すると、勇者リンクに執着するシアに憑依して『善』の心を追い出し、シアの中に居座る。そして密かにシアを操りながら魂のかけらを回収させた。
活躍
魂のかけらを3つまで回収したところで不完全ながらも実体化。リンクたちに撃退され用済みとなったシアからトライフォースを奪うべく襲い掛かる。
しかし勇気と知恵のトライフォースをどこかへ飛ばされ、更に自身も強制転移によっていずこかへ飛ばされてしまった。
本来なら3つのトライフォースの力で封印結界を解除するつもりだったが、リンクがシアに対抗するためにマスターソードを引き抜いてしまったため、最後のかけらの封印が弱まり魔王として完全復活を遂げる。リンクとシアが戦う中、漁夫の利を得てゼルダ姫を狙う。だがマスターソードの力を引き出したリンクによって撃退された。
その後は再びシアに狙いを付け、軍団を率いて攻め込みヴァルガを罠に掛けて撃退。更にはウィズロがガノンドロフ側に付いたことで優位に立つ。
だがシアの下にラナが駆け付けたことで形勢を覆され、ガノンドロフ軍は撤退を余儀なくされた。
シアがリンクたちに倒された後、ガノンドロフは再び活動を始める。
手始めに闇の世界を彷徨っていたザントとギラヒムの二人を救い出して従え、ゲルド砂漠の魔物たちを打ち倒して支配下に置く。そこを拠点にトライフォースの強奪と世界征服に向けて動き出す。
ラナを捕らえて力のトライフォースを取り戻し、続けてリンクとゼルダも倒してすべての聖三角形の力を手中に収めた。そしてハイラルの大半を魔物で埋め尽くした後、再び姿をくらませる。
このため歴代のガノンドロフでも「ハイラルの征服」を実質的に成し遂げたことになる。
しかしリンク、ゼルダ、ラナといずれもトドメを刺すには至っておらず、これが最大の敗因となる(見逃したのか逃げられたのか説明がなく、どうやってリンクたちが窮地を脱したのかは不明である)。
ラナの召喚術によって異世界の仲間たちが呼び出され、ゲルド砂漠の拠点を落とされてしまう。ギラヒム、ザントは討たれ、勢いをリンクたちに根城とするガノン城(ハイラル城)まで進軍される。
最終決戦
ガノン城を利用した儀式を行い、大幅なパワーアップを果たしてリンクたちの前に立ちはだかる。一方でトライフォースの力の覚醒が近いことを匂わせている。
口ぶりからして世界を統べるだけでは飽き足らず、並ぶ者のいないほどの、まさに無双の『力』を得ようとしていたようだ。
リンクに敗れるとトライフォースの力を覚醒させ、哄笑と共に魔獣ガノンへと変貌し、最後の死闘を繰り広げる。
「我はガノン…かかって来い…ハイラルの者ども!」
他ボスの特徴を併せ持ち、マシンガンや魔法弾、突進、大ジャンプ踏みつぶしと多彩な行動パターンを持つ。倒し方は少々面倒臭く、再現したボスの攻撃中に、そのボス弱点となるアイテムで攻撃する必要がある。すべての部位を破壊すると攻撃方法が変化し、突進や雷など苛烈な攻撃を繰り出すようになる。突進や一部の攻撃の後に額が光るので、そこに弓矢で攻撃することでウィークポイントが出現するので全力で攻撃するべし。
移動の際は四足歩行だが体型は他作品同様に上半身が大きいため、前脚は腕としても使用する。
しかし、所詮は借り物の『力』。
次第にリンクとその仲間たちが持つ『絆』と「諦めない心」の前に追い詰められ、動揺を露わにする。
「なぜだ…なぜ我が追い詰められている…? なぜヤツらは、あきらめようとせぬ…!」
最期はゼルダ(ルト)から授かった光の矢によって勝機を掴んだリンクのマスターソードの前に倒れる。それでも立ち上がろうとするが、直後、三つのトライフォースの輝きによって魔獣ガノンは裁かれ、再び魂の欠片へと戻された。その後、リンクとゼルダによってマスターソードが封印されたことでガノンドロフもまた完全に封印されたのだった。
プレイヤーキャラ時の戦闘スタイル
使用武器は大剣(二刀流)・トライデント(3DS版追加武器)。
大剣による二刀流をメインに、闇の力で戦う。
プレイヤーキャラクターとしても登場し、レジェンドモードでは後半のガノンドロフ編で彼を操作することになる。加えて、DLCでは魔獣ガノンを操作できるモードも追加。
ゲームの仕様上、最初はレベル1の状態で操作することになるのだが、圧倒的なパワーで相手をなぎ倒していく様は圧巻。
誰が呼んだか、ガノンド呂布。
「無双」では原作が直接関わったためか剣技の他に巨大な魔力の弾を放ったり闇の巨大な手を呼び出し敵を薙ぎ払う、必殺技の電撃攻撃などスマブラシリーズでは現在でも再現されていない「魔法も使い戦う戦士」という本来の彼の特色が強調されている。
味方(プレイヤー)として登場する場合は、仲間の危機に対し「フ……手の掛かる奴だ」と言って助けに行く一幕も見られる。戦果を挙げて仲間に褒められると「見え透いた世辞はいらぬ」と発するが、顔はしっかりと笑っている。またシアから寝返ったウィズロに対し、功績を挙げれば配下に加えると約束するなど度量もある(ただし顔は怒っており信用している様子ではない)。スポット参戦で味方になった際、兵士たちが裏切ると「我が戦うことをためらうとはな」と己の甘さに苦笑する。
そしてなんとDLCでは、最終決戦時に登場した「ガノン」を操作するモードも存在する。
ご愛用のトライデントも巨大魔獣へのとどめに限ってのみ、ちょっとだけ登場。
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