概要
『ガラージュ - Garage: Bad Dream Adventure』とは、キノトロープが開発、東芝EMIより1999年3月25日に販売されたPCゲーム。
謎解きを主体としたポイント&クリック型アドベンチャーゲーム。
ガラージュという精神治療装置にかけられた主人公が、精神世界からの脱出を試みる。
独特な世界観から『クーロンズゲート』『BAROQUE』と合わせて3大歪みゲーと呼ばれる。
ゲームの序盤こそ「どうぶつの森」的な感じの和気あいあいとしていた空気が、ストーリーが進むにつれて本来の「歪みゲー」といわれる側面が滲み出されていくような流れとなる。
幻の奇ゲー
1999年に初版(約3000部)を発売した後、製作監督者の作場知生が個人販売で再販されただけだった。
実際に遊んだプレイヤーの間では良い評価を得ていたが、総合的な流通数がかなり少なく、“幻の奇ゲー”と呼ばれ、中古市場では10万円を軽く超える価格で取引されていた。
そして、2020年にクラウドファンディングによりリメイク版の開発が始まり、2021年12月にiOS/Androidでリメイク版がリリースされた。スマホ版は手頃な価格だが、プラットフォーマー判断で一部表現が規制された形となった。
2022年7月8日に本来の表現に差し戻されたPC(Steam)版がリリースされ、2024年6月6日にはNintendo Switch版が発売。
リメイク版には新たなチャプターやサブクエスト、マルチエンディングが追加された。