キアラ(ライオンキング)
きあら
シンバとナラの間に生まれた娘。家系図ではムファサとサラビとサラフィナ(ナラの母)の孫娘で、スカーの姪孫、アハディとウルの曾孫で、モハツの曾々孫にあたる。
また、『ライオン・キング2 シンバズ・プライド』には登場していないが、カイオンという弟がいて、彼はテレビシリーズ・『ライオン・ガード』の主人公を務めている。そして恐らくだが、兄もしくは姉(便宜名フラッフィー、実写版では兄)がいる可能性がある。ラーテルのバンガは、義理の叔父にあたる。そして、スカーの義理の息子・コブの妻であり、シンバの跡を継ぐ将来のプライドランドの女王。ちなみに、コパは、別の世界線(絵本版)での兄である。コパは映画版やテレビシリーズには登場しないため、実質的にキアラが長女である。
当初、ティモンとプンバァはキアラを男の子だと勘違いしており、シンバを育てた時のように子育てを楽しみにしていたが、ラフィキから女の子だと知らされた途端に驚きの余り失神した。
幼少期の両親によく似てやんちゃで活発、好奇心旺盛のため、父親のシンバはよく娘を心配してハラハラしている。母親のナラは比較的冷静にかつ寛大に見守っている。
ある日、アウトランドでコブというオスライオンに出会い親友になる。しかし、プライドランドのライオン達とアウトランドのライオン達は敵同士だったので一旦引き離された。
テレビシリーズの『ライオン・ガード』では、ティーフとズーリという友達とよく行動しており、カイオンに触発されたのかは不明だが、少し成長して王女としての落ち着きが増えている。因みに、カイオンがコブと遭遇した際に、カイオンがアウトランドのライオン達がプライドランドに戻れる様にシンバに掛け合う事を提案すると、コブはヌカ(スカーの実の息子)と共に大変喜び、キアラに会える事に目を輝かせていた。
その後大人になって再会し、ムファサとラフィキの思惑通りコブと恋に落ち、共にライオン同士の争いを止めさせるべく尽力する。
最後はコブと結ばれ、晴れて夫婦となった。
- キアラもカイオンもそして恐らくコパも「父の敵だった種族と恋仲になる」という運命を歩んでいる。
『ライオンガード』の『ゆうしゃのでんせつ』で初登場したキアラの幼馴染。自分達をキアラの「補佐」または「秘書」と語っている。
ズーリとティーフは『シンバズ・プライド』には登場しておらず、どういう扱いなのかは不明であるが、大人になり、キアラが独り立ちする為に関係が希薄になったと考えられ、サラビとサラフィナの様な関係性になったと思われる。
ズーリとティーフは度々問題を起こしており、数回ライオン・ガードの世話になった。シーズン3では、セリフこそ殆どなかったものの、成長した姿で登場した。また、ティーフは自身の暗所恐怖症をシーズン2第25話『じめんのしたのぼうけん』にて克服した。その他、とあるゲームではズーリがカイオンに好意を持つか失望するかという分岐ルートが用意されている。
「ズーリ」とはスワヒリ語で「良い」、「白い」を意味する。また、由来の一つである「ウズーリ」の場合は「美しさ」を意味する。「ティーフ」とはスワヒリ語で「忠実な」を意味する。
初登場は2019年の『ライオン・キング』のラスト…なのだが、実はこの時はアニメ版と同じくただ単にフラッフィーと呼ばれていた。しかし一応はDisney+で見ることができる「プライドランドの世界」では既にフラッフィー=キアラということになっていた。
そして初めて正式にキアラとして登場したのは、超実写サーガにおける前日談にして第2作『ライオンキング:ムファサ』であり、原語版CVを務めたのは何と母・ナラ役のビヨンセの娘であるブルー・アイヴィー・カーター、声優初挑戦だった。シンバとナラが留守の間、ラフィキからティモン、プンバァと共に興味津々な様子でムファサの出世の話を聞いていた。