日本製紙クレシアが製造、販売している紙製のウエス(油や汚れを拭き取るシート)。
概要
理系ホイホイの一種。というか理系なら一度は使ったことがあるはず。
研究施設や製造業の工場などにほぼ常備されている。
硬質な手触り、毛羽立たない、水に溶けにくいといった特徴があり、主に実験器具の清掃に用いられている。
縁のない人にとっては一見ティッシュのようにも見えるが、これで鼻をかんたり眼鏡を拭いたりすると大変なことになるので避けよう(被害者多数)。
鼻をかんだら | キムワイプに肌の油分など、もろもろ肌に必要な成分をとられて、肌荒れやアレルギーの原因になる |
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眼鏡を拭いたら | 眼鏡のコーティング(特に光線カットや乱反射防止のためのもの)が剥がれやすくなり、下手をすればレンズそのものが削れて傷だらけになり視界が曇ったり度が狂ったりする |
もっともメガネに関してはキムワイプでの拭き取りを勧めたりするサイトもあったりするが、それは適切な汚れに対して適切な処置をした上で、適切に繊細な力加減を用いて使用をするという前提での話なので、メガネ拭きのような使用感覚でメガネ掃除にキムワイプを使用する事を勧めているわけではない(そしてキムワイプ公式はキムワイプをメガネ拭きに使用する事は推奨していない)事に注意を要する。
また、意外といいお値段なので、大学の研究室などではこれをティッシュのように気軽に使おうとして先輩や先生に怒られるのも理系のお約束である。
しかし、昨今は研究施設や工場の経費でティッシュを買おうとすると監査に引っ掛かって買えなくなる&部門予算を減らされるという危惧から「ティッシュを買うぐらいならキムワイプを買う(そして予算が嵩む)」という、本末転倒な真似をしでかす機関もあったりする(そしてキムワイプ公式から嘆かれる)という。(→参考:「研究予算でティッシュが買えないからキムワイプで鼻をかむ」と聞いてキムワイプ公式が憂いてる(Togetter))
上級者になると、緑と白が並んでいるだけでキムワイプに見えてくる。かつてJR東日本の新潟支社に在籍した115系電車などは近似したカラーリングに塗られていたため、一部のファンから「キムワイプ塗装」などと揶揄されていた。既に2022年春で全廃されているが、新津に当の塗装の車両が保存され現存する。
相鉄バス(旧塗装)や国際興業(系列含む)のバス車両もよくキムワイプに例えられる。
また、キムワイプの箱を使ったキムワイプ卓球なる競技も実在している。
一般的な店ではほぼお目にかかれないが、東急ハンズでは普通に購入可。
関連イラスト
正方形なので積んでも楽しい。