※この記事はモンスターハンターライズ:サンブレイクのストーリーにおける重大なネタバレとなっています。
城塞高地にキュリアが集結した
影響で、ルナガロンの様子が
おかしいそうだ。貴殿はヤツを
狩猟し、現地の安全を確保して
ほしい。私も別働隊と共に調査を
進める。……「深淵の悪魔」か。
油断せずに行くぞ。
概要
MR★5の後半に追加されるドス古龍三体のうちどれか2体を討伐すると出現する緊急クエスト。
MR★5へ上がるためにメル・ゼナを、MR★5の前半の緊急クエストではシャガルマガラを討伐し、その後半のランク帯となればそれと同等、もしくはそれを超えるであろうモンスターが緊急クエストに抜擢されると誰もが思っていたが、このクエストのメインターゲットはMR★4の緊急で討伐したはずのルナガロンだった。
依頼文によれば、メル・ゼナを倒して尚活動を続けるキュリアが城塞高地にて活発化している旨が語られ、そこにいる様子のおかしいルナガロンをフィオレーネと共に調査、討伐してほしいとのことである。「今更ルナガロンを?」と疑問符を浮かべながら多くのプレイヤーはこのクエストを受注したであろう。
いざ城塞高地に辿り付くと、全体にキュリアの赤い粒子が漂う不気味な光景に加えて、キャンプを出てすぐのエリア1に散乱する力尽きたメルクーの死骸を見たフィオレーネは思わず言葉を漏らす。
フィオレーネ「生命の気配が感じられない…。どうなっているんだ…!?」
そう、このクエストの最大の特徴は小型大型のモンスターはおろか、環境生物が一切姿を消してしまっている事。メインターゲットしか出現しないクエストは他にもあるが、環境生物すら出現しないクエストは決戦フィールドのクエスト以外ではこれだけである。
ジンオウガやガランゴルム、ラングロトラの死骸には目立った外傷がない事から、彼らがキュリアに精気を吸い尽くされた事は想像に難くなく、静寂が支配した城塞高地の光景に多くのプレイヤーは戦慄しただろう…
幸いにして採取ポイントや釣り堀、大翔蟲などはそのまま。ソウソウ草を刈れば隠れていたおかげで助かったと思われるヒトダマドリも出現し、1分毎に自動でヒトダマドリが寄ってくる『供応』スキルも問題なく機能するので可能なら活用したい(このためヒトダマトリの効果を上げる『おだんご鳥寄せの術』Lv.4が特に活きるクエストと言える)。翔蟲もマップ上から姿を消しているのでオトモアイルーのサポート行動の『環境生物呼び寄せの術』以外では入手出来ないので注意。
更にクエスト中では、どんな状況であろうと一つのBGMしか流れない特殊な仕様であり、聴く者に不安を煽る不気味な物となっている。
狩猟開始から操竜しようが全く変わらず、討伐してもファンファーレすら流れない。常に不穏な空気が支配した中でルナガロンと戦わなくてはならない。
様子のおかしいルナガロン
このクエストに登場するルナガロンは、まるでメル・ゼナと同じように常にキュリアが周りに飛んでいる他、体力が一定ラインを下回るまで怒り状態にならない。その為スキル『挑戦者』を持ち込む場合は戦闘終盤でしか発揮できないので注意しよう。
加えて、ルナガロンが自らエリア移動する場合を除いてプレイヤーをどこまでも追い回してくるので、退却したいのならモドリ玉を使用する事が賢明である。
氷雪纏いは怒り状態に関係なく使用するのでこちらのチャンスが全くない訳でもない。ヒトダマドリや環境生物が殆ど封じられている状況を考慮してか、ステータスは若干控えめになっている。落ち着いて立ち回れば通常のルナガロンとさして変わらないが…
怒り状態に移行したルナガロンは通常の怒り状態に比べ色の変化が激しく、特に腕全体や顔は赤く染まる。
この特徴はメル・ゼナの血氣活性状態や、後に発生する傀異化モンスターの特徴と一致しているが、まだこの時点ではキュリアもモンスターの傀異化を引き起こすほど進化していないので、傀異強化や傀異バーストなどは使用しない。
本来であれば傀異化したモンスターは捕獲が不可能だが、このルナガロンは捕獲が可能なので必要に応じて選択できる。
討伐するとキュリア達は一斉にルナガロンから離れて行き、終了後にムービーが流れてキュリアの動向が見れる。
キュリアが目指して行くのは海の向こうにある南の城跡、すると突如地響きと共に崩壊した城跡から現れた「深淵の悪魔」と、応援に駆け付けた決戦型狩猟船の一大対決が繰り広げられる。
この壮絶な激闘にプレイヤーは先の不気味な恐怖を忘れ、いよいよ決戦が目前に迫りつつある事に武者震いが止まらかっただろう。
余談
モンスターハンターというゲームにおいて所々不穏な空気を匂わせるクエストは多々あったが、この終始不穏な雰囲気なクエストを見てCAPCOMがホラーゲームを複数手掛けている会社だと言うことを改めて認識させられた人も多いだろう。
因みにこのような特殊イベントを含むクエストはクリア後に再戦することは不可能だが、救援要請から再挑戦することは可能であるので、またこの雰囲気を楽しみたい人は是非やってみて欲しい。
しかし注意として、受注主が居なければクエストをすることはできない。初めてたての人が多い発売直後のこの期間のみのモードと言っても差し支えはないので早めに再戦しよう。