概要
主人公・ナディアとサーカス時代から行動を共にしているオスの赤ちゃんライオン。灰色の毛が特徴で、『アフリカ編』の敵・ゴンザレスによると希少種らしい。
当初はナディアに近づいてきたジャンを警戒し、威嚇していたが、当初敵対していたグランディス一味とのいざこざに巻き込まれたところをジャンによってナディア共々救われて以降は彼にも心を開くようになる。
第5話でマリーと出会ってからは彼女とコンビで登場することが多くなる。さらに、マリーを通してサンソンとも仲良くなったようで、自身とその2人で遊びに混ざったりする場面も多く、『南の島編』でサンソンと再会した際には、彼から「マリーとキング!」と名指しで呼ばれている。
人物…もとい動物像
ナディアとはサーカス時代からの付き添いであるため、自身も(ライオンができる範囲内で)サーカスの芸を得意とする。「赤ちゃんライオン」であるが、人語をある程度理解しており、南の島編でマリーとのしりとりでは語尾に「にゃ」を付けて対抗して勝利を収めている。簡単な算数もでき、マリーと共にエレクトラの勉強を受けた際には鳴き声の数で回答している。
物語が進むにつれて人間に近い行動をとるようになり、南の島編では釣竿を扱うほどになった。また、南の島編でナディアがジャンに対する態度が軟化していく様を見て、木陰から目を黒くして泣いていた。
後日談では、立派な鬣を生えそろえ、メスのライオンと結婚したようで、その子供「キングザウルス3世」を設けている。ナディアの結婚後もジャンの家で暮らしている。
あまりにも人間臭い行動をするのは「実は正体は知的な宇宙生物で、ライオンの着ぐるみを被っていた事が終盤明かされる」という没案があり、その名残らしい。
関連タグ
双子のライオン - 『明日のナージャ』の登場キャラクター。サーカス団の動物、幼女(リタ・ロッシ)と一緒にいるという点で共通している。だが、キングの場合、成り行きでマリーの保護者的存在になったのに対し、リタの場合は生まれながらにしてサーカス団出身で現役の役者かつ双子のライオンと初めから一緒にいるという大きな違いがある。
ノラ - 『魔女っ子チックル』の登場キャラクター。ネコ科の動物(こちらは野良猫)、幼女の遊び相手をしている、人語は話せないが、人語を理解しているなど共通点は多い。