概要
アザラシ科ゴマフアザラシ属に属する海棲ほ乳類。
名前の由来は、首・腰・脚周りに特徴的な帯状の模様があり
それが鞍に見えることである。この模様はオスはくっきり、メスはぼやけぎみである。
肺に薄い「気嚢みたいなもの」がついている。
オホーツク海とベーリング海を中心に生息。
神経質な性格で生態についてもわからないことが多いためアザラシの中でも飼育は困難な方に入る。
日本の水族館での飼育例は少なく過去におたる水族館やアクアマリンふくしまで飼育されていたが、いずれも長期の飼育は困難であった。
最も近年では紋別市の「オホーツクとっかりセンター」で飼育されていた保護個体の「ぷく丸」がいたが、彼も飼育開始からわずか4ヶ月後の2024年9月に急病死しており同施設の公式instagramでも「飼育は正直難しくて
みんなで何度も頭を抱えて悩みました」と述べられている(参照)
幼獣の頃は白い毛で覆われており丸い顔立ちや目も相まってかわいい顔をしている。なおなにこれもふもふな殺人毛玉は3週間ほどで、通常の体毛に生え変わる。