クラッシュ・バンディクー2
くらっしゅばんでぃくーつーこるってくすのぎゃくしゅう
1997年(平成9年)12月18日に発売されたクラッシュ・バンディクーシリーズの2作目。
初代の好評を受けて続編である今作が制作された。タウナに代わってクラッシュの妹ココ、コルテックスの新たな部下であるエヌ・ジン、タイニータイガーなど今後の作品で常連になるキャラ達は本作で初登場している。結果的に1作目以上の売り上げを達成し、クラッシュ全盛期の幕開けとなった。
今作からパワーストーンを入手する事でステージクリアになり、同時に基本25ステージ、ドクロコースやニトロ箱、?の足場等の新たなシステムが追加された。
クラッシュのアクションも大幅に追加され、ジャンプとスピンアタックのほかにスライディングやボディプレス、ハイジャンプ、ハイハイなども追加された。
以上のシステムが追加されたことで、今作の基本的なシステムは追加された(但し、強化能力やタイムアタックなどは3から追加されている)。
尚、難易度については前回より下がった声がある一方、川ステージや手前スクロールステージ(雪山)、白熊ステージの影響で初代より難易度が高い声もある。特に後半のロケットステージは唐突に操作方法が変わるため、慣れるのに時間がかかる。それでもパーフェクトは初代よりはとても楽になり、むしろ本作はシリーズの中でも最もパーフェクトを達成しやすい丁度良い難易度に仕上がっている。
ステージ選択は1階につき、基本5ステージとボスステージを合わせて1セットとなっている。
尚、オリジナル版ではクラッシュしか動かせなかったが、リマスター版であるブッとび3段もり!ではココも操作可能になっている。
又、リマスター版ではタイムアタックが導入され、コルテックス撃破後にはスピードシューズが入手されるようになった。
前作のラストバトルでクラッシュに敗れたコルテックスは飛行船の上から地上へ落下して行った。
ーー気が付くとコルテックスは薄暗い洞窟の中にいた。
高所から落ちたはずが彼は生きている。
その近くには不思議な力を秘めた石・パワーストーンがあり、どうやらコルテックスはその力で奇跡的に助かったらしい。
そのパワーストーンを発見したコルテックスは早速新たな野望を閃き出した。
それから1年後、コルテックスは新たな参謀である宇宙機械技師・エヌ・ジンと共にスペースステーションを建造。
そこから地球全体に向けて強化させた洗脳光線コルテックス・ヴォルテックスを放ち、地球上の生物を全て洗脳する恐ろしい計画を企てた。
しかし光線を発射するにはまだパワーが足りず、エヌ・ジン曰く後25個のパワーストーンが必要との事。
それを聞いたコルテックスはある人物にパワーストーンを集めさせる事を思い付く。
一方こちらはタスマニアのとある島。
そこではクラッシュが妹のココの計画したモテモテトレーニングで特訓中。
理由は恋人のタウナがピンストライプを追って都会に旅立って行った事で彼女にフラれてしまい、それをココが見かねたからである。
ある日、クラッシュはココからパソコンのバッテリーが切れた為新しいバッテリーを取って来て欲しいと頼まれる。
だがその途中クラッシュは好物のリンゴが延々と落ちているのを見つけ、ココの頼み事をすっぽかしその方へと向かってしまう。
リンゴに釣られて辿り着いた先は見知らぬ場所。
そこへクラッシュの目の前にコルテックスのホログラムが現れる。
クラッシュにとって1年前に戦った敵のはずだが当の彼はその事を殆ど覚えていない様子。
それをいい事にコルテックスはクラッシュに、「地球に危機が迫っているので阻止するにはパワーストーンが25個必要だ」と嘘を吹き込み収集に誘導させた。
まんまとコルテックスの口車に乗せられたクラッシュはパワーストーンを探す大冒険に出発。
果たしてクラッシュはコルテックスの野望と、それに自分が利用されている事に気付く事が出来るのだろうか?