概要
海外の発音では「クラング」。(BS2版旧亀ではこちらの表記に基づいている)
ディメンションXの帝王であり、脳みそのような身体を持つユートロム星人である。
実はディメンションXを追放された身であり、本来は人間に似たような姿をしていた。
追放時にその肉体を失い、作中の「脳みそだけみたいな姿」になってしまったのである。
……はずだったのだが、アニメスタッフが設定を忘れたのか、ユートロム星人は初めから脳みそだけのタコのような姿をしたエイリアンという設定になってしまった。
旧亀
CV:梅津秀行(地上波版)、田の中勇(ビデオ版)、滝口順平(BS2版)
シュレッダーと同盟関係にあるという設定だが実質シュレッダーの上司。
BS2版やビデオ版では老人のような口調で話し、ビデオ版では声にエフェクトがかかっている。
テレビ東京版では初期は普通の話し方でシュレッダーを「サワキ」と呼び、一人称は「私」だったが現在はなぜかオカマ口調で話し、一人称も「あたち」シュレッダーを「サワキちゃん」、タートルズを「カメちゃん達」と呼ぶ。
悪人ではあるがシュレッダー同様どこかコミカルで憎めない人物で言動などが子供っぽい。
シュレッダーからは、「脳みそダコ」「酢ダコ」「たこ焼き」「タコ刺し」などと、完全にタコ扱いされており、毎回漫才コンビのような掛け合いをしている。
行動は人型の機械に乗って行う。
新亀とのクロスオーバーでは新亀世界に自分に当たる存在がいないことに憤るも新亀版のシュレッダーを見た際、「こっちのサワキちゃんってあたちに似てる」と称した。当初は新亀のシュレッダー達にやられたり、一時期視聴者ポジションで彼らの悪事を見物していたがすぐさま邪魔者としてシュレッダー共々捕まるもカライによって救われ、自分が征服する世界の消滅を阻止するため、タートルズと共闘し、巨大化した新シュレッダーに対して「デカくなれるのはあんただけじゃないのよ」と自身も巨大化する場面がある。ラストは「次に勝つのはあたち達よ」と捨て台詞を残し、旧タートルズや自分達を裏切ったロックステディ達と共に元の世界に帰っていった。
ニック亀版では話し方はテレビ東京版のままだが声質は初期の頃に近いものとなっている。
新亀
「クランゲ」という個人名は登場せず複数のユートロム星人が登場する。
一体はシュレッダーの真の姿として、他個体はユートロム星の従者としてタートルズと共闘した。
ニック亀
CV:丸山壮史
遠路遥々別の次元から地球に襲来。ある目的の為に研究者を多数攫っている。
(しかし研究者の娘とは言え、一般人のはずなエイプリルも狙っている)
「クランゲロイド」と呼ばれる青い透き通った材質でできたアーマーを着込んで光線銃を武器とし、アーマーが壊れると虫のようにカサカサと逃げ出す。
互いに「クランゲ」と呼びあい、「クランゲは~である」といった口調で話す。
新実写亀
CV:玄田哲章
ビーバップとロックステディと共に『影(シャドウズ)』のみに登場するキャラで本作での黒幕。死刑囚であるシュレッダーを助け出し、表向きは過去のシリーズのように同盟を組んでいるが実際は彼を利用しているだけで終盤、バクスターを裏切ったシュレッダーを裏切り、自身のコレクションに加えた。
異次元の世界からテクノドロームのパーツを呼び出して、地球征服を企む。
今作の黒幕であるだけにタートルズを苦戦させる科学力を見せるもテクノドロームのビーコンを奪われ、野望を阻止された。
一人称は「わし」で老人のような口調で話すが玄田哲章のアドリブもあり、テレビ東京版のようにタートルズを「カメちゃん」と呼んだり、ミケランジェロを捕まえた際、「ハグしてあげるね」と言うなどお茶目さも見せ、中の人ネタで「アイルビーバック」と捨て台詞を残し、リベンジを誓いながら、異次元に帰っていった。
今作ではテレパシーなどの特殊能力を持っている。
ライズ亀
netflixの映画に登場し本作のラスボスを務める。
劇中ではリーダー格のクランゲ1、その妹のクランゲ2、その弟のクランゲ3の3体のクランゲが登場
フット団の崇拝の対象となっているエイリアンで2044年の地球を支配している。
太古の昔に地球を侵略しようとするがミスティックパワーの使い手により異次元に封印されるも現代でフット団によって解放された。地球の物をクランゲに改造する能力を持ち、人や動物といった有機物だけでなく乗り物といった無機物も改造することが出来る。
また従来のシリーズ同様テクノドロームや自信が操るロボットも所有している。
関連イラスト