概要
タートルズの師匠であり、父親的存在。原作および各アニメで設定が違う。
原作では「フット団の忍者だったヨシ・ハマトの飼っていたネズミがミュータンジェンを浴びて人型になった」という設定であり、2003年版もほぼ同設定であり、基本設定はこちらであるとされている。
ネズミ時代から、飼い主のヨシの拳法を見よう見まねでこなしていたスーパーラット。
その実力は老いてなお衰えるところを知らないが、原作では老いて死にゆくだけの身体と自身の行く末を悟っている。
タートルズの4人には我が子同然の感情を抱いており、忍術の修行だけでなく、父親としての教育も決して疎かにはしない。
しかし原作版はそんな息子達に自分の飼い主であるヨシ・ハマトを殺したシュレッダーを、復讐のため「殺して欲しい」と懇願している。
吹き替え版の一人称は主に「わし」、BS以外の旧亀では「私」。
日本式に言うならハマトが苗字でヨシが名前。
記事内は海外にのっとりヨシ・ハマトに統一。
旧亀
CV:梅津秀行(地上波版) 小林清志(ビデオ版) 藤本譲(BS2版)
旧亀では「同門下のシュレッダーの策略で日本を追い出され、ニューヨークの下水道でネズミと共に暮らしていたヨシ(BS版以外はヨシ・ハマトが日本人として見ない名前の為、日本ではヨシハマ・タケシに変更)自身の変身した姿がスプリンター」であるという設定になっている。
他のシリーズとは違い比較的若いが、レオナルドからはおじいちゃんと呼ばれたり、地上波版では年齢の近いであろうシュレッダーからネズミ親父と呼ばれていた。
素手での格闘のみならず、いつも持っている杖を武器にしている。
また催眠術も使えるが、何度か窮地に陥っていたこともある。
基本は真面目な性格であるが地上波版のみならず、ビデオ版でもお茶目な発言もする。
ちなみにOVAのミュータント・タートルズ 超人伝説編ではダーク・ミューの力で強化されたダークデビルシュレッダーの放った自分の数倍大きい光弾を受け止めてなおかつ受け流した後に無傷で済ませて回避しているなど、タートルズがダメージを受けてる中で何気に凄い事をさらりとしている。
地上波版ではクランゲと二役をしており、その演じ分けも必見。
新亀
CV:樫井笙人
このシリーズは原作寄りになったことでヨシ・ハマトのペットだった設定に。
普段は落ち着いているが、自分に化けたロボットに対して怒りを露わにした一面もある。
稀にふざけて語尾が「でちゅ」口調になるのが特徴。
ニック亀
CV:菅生隆之
旧亀という同じく元人間設定。妻のタンシェンを巡り、シュレッダーに妻と子を殺され、逃げ延びたニューヨークで暮らしていたヨシ・ハマト。
ペットショップで買った4匹の小亀(後にタートルズとなる)を連れて帰る途中、遭遇した謎の男達が持っていたミュータジェンを被り、直前に触れたネズミの影響を受けて変身してしまった。
瞳の色はやや彩度の低いピンクで、シリーズの中で類を見ないほど身長が高い。
人間の食生活から一転15年間苔とミミズだけを食べる生活になっても問題ない精神力の持ち主。
さらに、これまでのシリーズと比べると、厳格さはかなりの物でタートルズのみならず、他者に対しても厳しい視線に向けられる程で別次元から来た旧作のレオナルドからも「君らの先生、凄い厳しそうだね」と言われたほど。
ネズミなのを利用されて洗脳されたことがある。
新実写亀
今作ではミュータンジェンの研究に使われた実験用マウスだったという設定。
珍しくヨシ・ハマトとは関係性が無い。
ミュータンジェンの力でタートルズ同様人型に変異した後にある武術書を読み、独学で忍術を身に着けた後にタートルズにそれらを伝授したというトンデモないことをやってのけた。
ある意味では原作の設定に近く、シュレッダーと一対一でやり合える武術の達人である。
音楽が好きなのか、それともラジカセ自体が好きなのか不明だが、彼の部屋には大量のラジカセが存在する。
性格は厳しいが、お茶目ではっちゃけた所もある。
タートルズたちを息子のように育てた深い愛情の持ち主である。
ROT亀
映画版
CV:高木渉
元人間設定。人間の頃にはヨシ・ハマトであり、芸名「ルー・ジツ(Lou Jitsu)」という有名なアクションスターでもある。ドラクサム男爵に囚われた際に動物をミュータント化する薬物を身体に浴び、ネズミに噛まれた為ネズミ化してしまう。
従来の堅物とは異なり、怠惰でやんちゃな親父っぽい性格となっているが、やる時やる先生の一面もある。ピザは好きな様子。
決め台詞は「ホットスープ!」、それは本作のタートルズもよく使える。
ミューパニ
元々はただのドブネズミだったが、タートルズを見つけた際に触れたミュータジェンでミュータント化する。
ミュータント化してタートルズと人間界に出た際に迫害された為、力をつけるのに武術の試合やカンフー映画等々を見て忍術を習得し、タートルズに伝授するなど設定的には新実写に近い(つまり二度目のヨシ・ハマトとの関係性なし)。身体は老いで衰えたが、それでもなお忍術の腕は健在。
ドブネズミの頃からの経験から人間を信用しておらず、タートルズには人間界に行く際には物資を張達するのみで人間には関わるなと厳命している。
「もしも人間に見つかって捕まったら、乳搾りされる(※実験台にされて、身体中の血を抜き取られる)」と口酸っぱく言っているが、当のタートルズ達からは「俺たち、(爬虫類だから)乳首無いよ」と呆れられている。
メガネをかけ、着物ではなくシャツやズボン等の洋服を着用しており、『息子達へサプライズパーティーをしかける』『家族の思い出写真を見ながら涙ぐむ』『小言が多く、年頃のタートルズ達からウザがられる』等々………これまでのシリーズにおける『いかにもステレオタイプな武術の師匠』的な描写に比べて、より『タートルズの(というか、十代の子供がいる)父親』としての側面が強調された描写がなされている。ピザを大量に注文するなどピザ嫌いではない様子。
終盤、スーパーフライから人間を嫌っている者同士で共闘しないかと誘われるも「ワシはお前と違う」と誘いを跳ね除け、息子達と共にスーパーフライに立ち向かい、人々に認められた後は高校に行く息子達を見送った。
また、スーパーフライの一味だったスカムバグと濃厚かつ誰得すぎるキスシーンを演じて、恋人同士となったが、タートルズからは気持ち悪がられている。
ちなみに、吹き替え版CVが以前BS2旧亀レオを担当している。