「相手が何を素敵だと思うのかが知りたいんです」
CV:香里有佐
概要
スマートフォン向けゲーム『Engage_Kill』のメインヒロイン。間違っても『クロエたん』ではない。
自身の目的を果たすためにベイロンシティで新興PMC(民間軍事会社)『ライジングサン・ミリタリーカンパニー』を設立した主人公の元に現れた特殊な力を持った少女。
黒髪のショートヘアとゴシック調の黒装束に身を包んだ小柄で華奢な外見をしており、変わった形をしたスーツケースを持ち歩いている。
人物
幼い頃から世界中を巡り、波瀾万丈な経験を重ねてきた良家の子女。
穏やかな物腰や可憐な見かけからは想像もつかないが、人間離れした筋力や驚異的な反応速度を持ち、近接戦闘では無類の強さを誇る。
しかし燃費が悪く、すぐおなかがすいてしまうらしい。
OPでは主人公らしき青年の手を引いて年相応の笑顔を見せながら日中のベイロンシティを散策しているシーンが確認できる。
能力
人間離れした筋力と驚異的な反応速度が武器と紹介されているが、どのくらい力持ちかというとキサラのもつ片刃の剣の2〜3倍以上は大きくて重そうな黒い棍棒を、両手または片手で軽々と振り回して戦う彼女の姿がOP映像で流れている。一撃で頭上高く粉塵をまき散らしていることから並の衝撃ではない。
一応言うとキサラの剣は決して小さくなく、むしろ小柄(=158cm)なキサラには不似合いなくらい大きい。長身(=179cm)のシュウが持ってようやく丁度良いくらいの大剣である。クロエの棍棒は長さや太さだけで人一人分はあるので、彼女の筋力が桁外れだということがよく分かると思う。彼女の棍棒は常に紫色の光を放っており、妖しい雰囲気を漂わせている。
メインストーリーで、この棍棒は古代の遺跡から発掘されたものであり、棺に入れていないときの重量は車1台分であるという見た目以上に凄まじいことが明かされている。さらに、討伐した悪魔憑きの残骸を取り込んで強化することができるというどう考えても怪しい代物である。
棍棒抜きにしても身体能力の高さはずば抜けており、同僚である寿葵との手合わせでは様々な格闘術で攻めてくる葵を棒立ちの状態で迎撃し、圧倒的な筋力差を見せつけていた。同じく同僚であるエミリオとの手合わせでは少し力をいれただけでナイフを折ってみせた。主人公と会う前の旅においても、世界中の強豪と手合わせした経験を持っているようで、本人曰く「喧嘩で後れをとったことはない」とのこと。
考察
サービス開始前の時点で、特殊な力を持つ彼女の正体は『吸血鬼』ではないかという考察がある。
その根拠として……
- 公式サイトのキャラクター紹介や、OP映像で彼女が携えているスーツケースの見た目が大きさは普通だが、形が完全に棺桶。
- 吸血鬼は魔力回復のために棺桶で寝る。
- 容姿がゴシックを連想させる黒髪と黒装束。
- 吸血鬼はゴシックホラーを代表する魔物。
- 強大な戦闘力を持つ代わりに燃費が悪く、すぐおなかが空く。
- 吸血鬼は不老不死の身体を維持するために常に魔力を消費している。
- OP映像に妖しく光る血の滴のようなものがアップで映るシーンがある。
- 吸血鬼は西欧で『血』を吸うことで永遠に存在する魔物として怖れられた。
- OPのラストで「夜明けの太陽 一緒にみられるよね」と歌われるシーンで、儚い表情を浮かべながら朝日に手を伸ばすクロエの姿が見られる。
……といったものが挙げられる。
もし彼女の正体が考察通り『吸血鬼』なら、悪魔であるキサラやカンナとはどのような関係になるのか楽しみだ(=悪魔と吸血鬼は共に最上級のアンデッドで犬猿の仲、というのがファンタジーの定番)。
※吸血鬼が日光を浴びると灰になるというのは映画版『吸血鬼ドラキュラ』の独自設定だったのだが、あまりにも印象的だったのか、現在ではファンタジーの定番になっている(クロエは普通に日中の街を出歩いており、誤った都市伝説という設定の可能性もある)。
星天教会の関係者説
クロエの正体として考えられるもう一つの可能性は星天教会の関係者ではないかという説。
根拠として……
- ゲームのホーム画面において、シャロンがクロエのことを知っているような素振りを見せたり自身の所属組織の印象を聞いたりしてくる。
- メインストーリーで、主人公の主治医であるアキとの会話の中に「すべての悪魔を滅ぼす」「教義」といった発言がある。
こちらが事実だとしても、やはり吸血鬼説と同様にキサラやカンナと邂逅した際の対応に注目である。
関連動画
キャラクターPV