キュートな悪魔との契約、その代償は甘く危険なキス
概要
『冴えない彼女の育てかた』で知られる丸戸史明と、『ネプテューヌシリーズ』、『デート・ア・ライブ』でキャラクター原案を手掛けたつなこによるメディアミックス企画『Project Engage』のテレビアニメ版。
2022年7月から9月までTOKYO MX、とちぎテレビ、群馬テレビ、BS11、ABCテレビ、メ~テレ、AT-Xにて放送された。
コミカライズ版はスクウェア・エニックスが運営するWEB漫画サービス「マンガUP」にて7月2日から連載されている。作画担当はいたち。
ラブコメディを題材とし、太平洋に浮かぶメガフロート都市「ベイロンシティ」を舞台に、都市を脅かす「悪魔」との戦いを通じてダメ人間のシュウ、ヤンデレのキサラ、元恋人のアヤノの三角関係を描く。
なお、今作の後日談に当たる『Engage Kill』がスマホゲームとして2023年3月から配信された。
登場人物
本作の主人公。零細民間軍事会社(PMC)「イサム&シュウ事務所」の社長として悪魔退治を行う、元大手PMC所属の青年。私生活は貧乏で常にお金に困っている。
キスを代償とした契約をシュウと交わし、悪魔退治を手伝う少女。彼女自身も悪魔であるが、普段はそのことを隠し高校生として生活している。D災害としての等級はそこらの悪魔では及ばないA級。
シュウの元恋人で、今でもシュウの面倒を見ている。シュウが元々所属していた大手PMC社長の娘であり、自身もそのPMC「AAA Defender Co.(トリプルエーディフェンダー)」に所属しているエリートエージェント。
- シャロン・ホーリーグレイル(CV:大久保瑠美)
星天教会に所属するシスター兼、エクソシスト集団のエージェント。
アヤノの母親、かつ「AAA Defender Co.」の敏腕社長。
ベイロンシティ警察特別犯罪対策局(通称「退魔局」)のベテラン巡査でシュウとは里親になった旧知の仲。
正義感の強い退魔局の刑事で、マイルズとバディを組んでいる。
父親がベイロンシティ現市長の蜂須賀三兄弟の長女。名前の読みは「シェンファ」。
蜂須賀三兄弟の次女で、アヤノの親友。名前の読みは「リンファ」。
蜂須賀三兄弟の長男だが、2人の姉とは血のつながりがない異母兄弟。
シュウの父親で本編では故人。アキノやマイルズとは旧知の仲であった。
シュウの妹。故人扱いであるが、シュウは助けを求める彼女の夢を何度も見る事で「妹がまだ生きているのではないか」という漠然とした希望を持って行動しているが…。
9話にて明らかになった一連の事件の全ての元凶。その正体は…。
用語解説
本作の舞台となるメガフロート型の都市。主な言語圏は日本語だが、いくつかの国で運営されているためカジノなどの娯楽施設が合法化されている。また、新エネルギー資源「オルゴニウム」が採掘されたこともあり、注目を浴びているが、後述のとある存在や犯罪など栄光の裏にある闇も垣間見える。
人間の欲望で召喚される存在「悪魔」によって憑依された契約者の総称。自身の分身となる眷属の召喚や人知を超えた怪力など凄まじい力を与えられるが、理性が崩壊し正真正銘の化け物へと変貌してしまう。
基本的には異形の姿だが極稀に人間の心を残したケースも確認されており、会話などある程度の知性が残っている。
本作より少し先の時系列のゲーム『Engage Kill』においてもメインエネミーとして登場。しかし、悪魔に憑依された人間は既に死んでいるのも同然なのだが、撃破後には契約者が排出されるなどアニメ版とは違うケースが確認されている。
悪魔及び悪魔憑きが関わった事件を総称した呼び名。本来は「悪魔災害」なのだが、ベイロンシティや世間では悪魔の存在は隠蔽されているため、このような隠語が使われている。
これらの案件はベイロンシティ警察にある特別犯罪対策局こと「退魔局」が取り仕切っており、対応しきれない場合は入札といった形で民間軍事会社などに外注している。
人間を博愛し、悪魔を殲滅することをモットーとするエクソシスト集団。キサラのような人間と協力している悪魔でも問答無用で襲い掛かる。
各個人が高い戦闘力を持ち、格闘術だけでもベイロンシティの民間軍事会社では相手にならない程。
主題歌
OP曲:halca『誰彼スクランブル』
ED曲:ナナヲアカリ『恋愛脳』
作詞・作曲・編曲:ナユタセイジ
スタッフ
原作 | Bayron City Express |
---|---|
監督 | 田中智也 |
シリーズ構成・脚本 | 丸戸史明 |
キャラクターデザイン原案 | つなこ |
キャラクターデザイン・総作画監督 | 滝山真哲 |
世界観設定 | 矢野俊策(フラッグノーツ) |
悪魔デザイン原案 | 片桐いくみ |
悪魔・プロップデザイン | 和田慎平 |
銃器デザイン | 寺岡賢司 |
アクション設計 | 菅野芳弘 |
アクション作画監督 | 丸山大勝 |
音楽 | 藤澤慶昌 |
スーパーバイザー | 萩原猛(オルクス) |
アニメーション制作 | A-1 Pictures |
各話リスト
話数 | サブタイトル |
---|---|
#01 | クズと悪魔と男と女 |
#02 | 欲望に浮かぶ島 |
#03 | ほんの僅かな酷い代償 |
#04 | 奪い切れない未練 |
#05 | うたかたの爪痕 |
#06 | 悪魔殺しの第三者 |
#07 | だけどいい、それでいい |
#08 | 望んでなかった真実 |
#09 | 流す涙の意味を知らずに |
#10 | 待ち望んだ最悪 |
#11 | 優しく愚かな嘘 |
#12 | 彼を信じて |
#13 | 未解決で大団円 |
余談
WEB次回予告
WEBで公開されている次回予告。最初から飛ばしており、キャストコメンタリーのごとく素にもどったり、キャラ設定がどうのこうの言ったり、中の人の裏話などメタい話が出ている。
5話予告よりキャラ紹介から今週のカットシーンに変わったもののカオスさは変わらない…どころかパワーアップしている。本編がどんどんシリアス展開になっていくので一種の清涼剤として機能している。
実は同じ脚本家による『冴えない彼女の育てかた』の次回予告と同じ手法である。
本編放送中に普通の次回予告としてやっていた場合、あれを彷彿とさせる「感動返せw」状態になっていただろう…。
百聞は一見に如かず。実際に各自で確認してほしい。
16bitセンセーション
2023年10月から放送開始となったアニメ版において、あるシーンでカメオ出演を果たすことに。作者つながりで『冴えカノ』、同じアニプレックスつながりで『FGO』、同時期放送作品で『リコリス・リコイル』も登場しており、まさかの展開となった。
(これらのカメオ出演は全て許諾済みである)
関連動画
PV第1弾
PV第2弾
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