概要
グ=ラとは週刊少年ジャンプに掲載されるマンガ『破壊神マグちゃん』に登場する上位存在であり、別名・金剛のグ=ラ。後に小深山桔梗からは『グラッシー』の愛称で呼ばれる。
その姿は『怪獣じみた口吻を備えたカニ』。
性質
自己顕示が強い上に粗暴な言動が目立つと、ナプタークとは違う意味で小物臭い。
「自分が『無位の存在』」である事実に酷いコンプレックスを抱いている故に、自分より上の存在や自分をバカにする存在には過敏に反応する。
但し、知性は極めて低く、単純な話すら噛み砕けない時も。
また、初登場のエピソードで小深山桔梗を捕らえた(?)際、宮薙流々から「危ないからキョーちゃんを放しなさい!!!」と指摘されると「確かに!!! 危ないから放す!!!」と素直に応じる、後に和解し桔梗と仲良くなるなど、本質的には愛すべき馬鹿そのもの。
権能
金剛の顎門(こんごうのあぎと)
腕の鋏で挟んだ物質を、極短時間で圧縮する。
劇中では空き缶を圧縮して鉄球を造る他、砂を圧縮して砂の城を造る等の芸の細かさを披露する。
また、上記の権能に限らずグ=ラは自身のフィジカル制御に特化しており、体の一部を巨大化や変形(後述の画像を参照)、単純な物理的ダメージなら即座に回復する等、派手さはないが汎用性そのものは極めて高い。
但し、肝心のグ=ラ自身が致命的に頭が悪い為、折角の権能を巧く扱えているかは微妙なのが現実。
その分、質の良い参謀にフォローされると効率良く立ち回り、時に格上相手に大金星を挙げると、チームを組んで本領を発揮するタイプ。
経歴
人間よりも遥かに上位の存在であるものの、ゾンゼ=ゲと同様無位の存在とされ、『破滅』や『狂乱』、『摂理』等の神格と比較すると格が低い存在。
300年前に封印されていたが、『運命』の策略によって封印から解かれ、ゾンゼ=ゲに遅れる形で愛倉市の浜辺に顕現する。
マグちゃんと相対し『破壊神』の称号を賭けて(グ=ラが一方的に)対決を開始したが、桔梗がグ=ラの心情を察し説得に成功してからは仲良くなり、現在は桔梗が保護者として行動を共にする。
以降は「桔梗を喜ばせる」を第一に行動するようになり、相変わらずマグちゃんやナプタークを相手に時に小競り合い、時に協力し合う等の悪友っぽい関係に落ち着いていく。
余談
名前に関して4巻の後書きにて「当初はもうちょい長い名前でしたが、提出時に日和って短くなりました」と述べている。